指原莉乃 今田耕司が“擁護”の中、被害者叩きに苦言で称賛…過去には松本人志の「体を使って」発言にも猛反論

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ダウンタウン・松本人志(60)の“性加害疑惑”が波紋を呼んでいる。動向に注目が集まるなか、12月29日放送の『ワイドナショー年末ゴールデン生放送SP』(フジテレビ系)がこの件を取り上げた。

なかでも指原莉乃(31)が語った私見が、“バランスが取れている”と注目を浴びている。

松本の“性加害疑惑”は、26日配信の「文春オンライン」及び27日発売の週刊文春で報じられた。記事によれば、’15年に松本やスピードワゴン・小沢一敬(50)が東京・六本木の超高級ホテルで飲み会を開催。松本らは“ゲーム”と称して、飲み会に参加した女性に性的な行為を迫ったという。

しかし松本が所属する吉本興業は、公式サイトを通じて報道を全面的に否定。文春の取材方法に抗議するとともに法的措置を検討する意向を示し、双方の主張が真っ向から対立する形となった。

■田村淳は“静観”の構え、今田耕司は松本に寄り添う“擁護”の姿勢

番組開始の’13年10月から今年3月の卒業まで、松本がコメンテーターとして出演していた『ワイドナショー』。29日の放送回では、松本の疑惑が真っ先に取り上げられた。

まずロンドンブーツ1号2号の田村淳(50)は、「いまの段階で僕たちがコメントすることは、実はなにもなくて」とコメント。いっぽうで、松本が本番組の出演者だったこと、今回の報道がなされている事実から「ここで報じることには意味がある」と述べた。また文春と吉本興業の主張が相反することから、「真実がどうかわからないなか、被害者とされる人、松本さん、スピードワゴンの小沢に対してコメントすることは今の段階では僕はできない」と“静観”する構えを見せた。

次に意見を求められた今田耕司(57)は、「記事は読ましてもらいましたけど、かなり記者の思いも入っているというか。小説を読んでるみたいな、女性のインタビューをそのまま記事にしているのか、表現とかもすごいですけど」と驚きの表情。

そう前置きした上で、記事内に書かれていた松本の発言は「聞いたことがない」と主張。「合コンをしたことも何度もありますから。そこでそういう発言をしていたのは、僕は生で見て聞いたことはないです」とも強調し、“擁護”とも取れる姿勢を見せていた。

■称賛を集める指原、過去には松本人志の「お得意の体を使って」にも猛反論

コメンテーターたちの緊張感も伝わってくるような場面だったが、そんな流れに一歩踏み込んだのが指原だった。

はじめに指原は、「本人たち以外が“やったやってない”という話をしたり、“女性がついていったのが悪いんじゃないか”という話をネットが今しているじゃないですか。それがそもそも、一種のセカンドレイプなんじゃないか」と問題提起。続けて「そういうのが早くなくなればいいな」「“やったやってない”は、そこ(裁判など)でお話しするべき」と、自らの考えを述べた。

松本の報道をめぐっては、一部ネット上で「8年前のことを蒸し返すな」「金目当て」など“被害者叩き”とも取れる書き込みも散見されている。指原はそうした風潮も懸念していたようで、言い添えるようにこう警鐘を鳴らしたのだった。

「“8年前のこと”っていうニュアンスも、私はすごくよくない風に感じます。時間が経っても同じように扱うべきだと思うので、被害者とされる方に常に寄り添ってもらえるような雰囲気になったらいいのになと思います」

そんな指原といえば、本番組で共演していた松本にも臆することなく意見を述べてきた。

「’19年1月放送の『ワイドナショー』で、NGT48の元メンバー・山口真帆さん(28)が暴行被害を受けた事件を取り上げました。当時HKT48を卒業すると発表していた指原さんに、ある共演者が“引退するなら運営のトップに立てば”と提案する一幕が。その意見に対して、指原さんは『偉い人が仕切っても何もできない状況じゃないですか。ただ、私が(トップに)立っても何もできないとは思う』とコメント。

すると隣に座っていた松本さんが、『それはお得意の体を使って何かするとかさ、そういう……』と“枕営業”を仄めかすように促したのです。指原さんはその場で、呆れたように『何言ってるんですか! ヤバ』と反論。その2日後にはXを更新し、《松本さんが干されますように》と絵文字を添えてイジっていました。松本さんのコメントはネットで炎上していましたが、指原さんの対応力で沈静化された形でした」(テレビ誌ライター)

どのような状況であっても、忖度することなく自分の意見を伝えてきた指原。言葉を選びながらもネットに孕む危険性を指摘した彼女に、SNSやニュースサイトのコメント欄では称賛の声が上がっている。

《さっしーは番組で松本人志が悪いとは言っていない。今世の中の松本人志擁護派が言っていることはほぼ内容がセカンドレイプということを端的に伝えてくれた》

《指原は、芸能人が腫れ物に触るような物言いしかしていない中、正論(松本を擁護も批難もしてはいないが)を堂々と述べているところはさすがと思う》

《指原さんのこの言葉は、松本さんの事が本当か嘘かとかとは関係ないと思いますよ。「年数が経ってる事は関係ない」って全ての性加害告白に対する意見だと思います》