年末年始に遊んでほしいゲームを紹介します(写真:Luce/PIXTA)

気づけば2023年も終わりが近づいており、時間の流れの速さを感じます。年末年始がお休みの方は、このときくらいのんびりと過ごしたいですよね。

今年はゲーム業界が大盛り上がりした年で、かなりの名作・傑作が登場しています。1人でじっくり遊べるものはもちろん、家族や友人と楽しめる新しいゲームが登場しました。年末年始こそテレビゲームで遊ぶべきときであるわけです。

今回はゲームの専門家である筆者が、2023年に発売された最新タイトルを中心に年末年始におすすめのゲームを5つ紹介します。

11年ぶりの2Dアクション「マリオ」新作

定番のマリオが驚きを引き連れて進化『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』


画像は任天堂公式サイトより

『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、かつてファミリーコンピュータで登場した『スーパーマリオブラザーズ』のような2Dアクション形式の新作タイトルです。

いわゆる3Dアクションのマリオのゲームはいろいろと出ていましたが、2Dアクションとしての完全新作は約11年ぶり。今回はマリオがゾウに変身して、「フラワー王国」を救うために冒険を繰り広げます。

家族や友人と4人で一緒に遊ぶことができるほか、インターネットを通じてほかのプレーヤーとも遊べるようになりました。また、今回はステージ中にある「ワンダーフラワー」を取得すると驚く変化が起こる仕掛けも用意されており、プレーヤーをつねに飽きさせません。久々の完全新作にふさわしい一作に仕上がっています。

なお、本作は「The Game Awards 2023」において、「Best Family Game」に選ばれています。もちろん、1人でも楽しめます。

・遊べるゲーム機:Nintendo Switch
・公式サイトはこちら

久々の完全新作にしてシリーズの総決算『ピクミン4』


画像は任天堂公式サイトより

『ピクミン4』は「ピクミン」シリーズの最新作です。こちらも10年ぶりの新作で、続編ではありますが、本作から遊びはじめてもまったく問題のない作品になっています。

プレーヤーは新米レスキュー隊員となり、未知の惑星で遭難した仲間たちを救出するミッションに挑みます。現地には「ピクミン」という不思議で忠実な生き物がおり、彼らに指示を出しながら原生生物と戦い、地球のような世界を探検していくのです。

本作は「ピクミン」シリーズで最も人気の高い一作で、美しい世界の探索、ダンドリが大事なミッション、そして戦略が重要な夜のフェーズと遊びごたえはバッチリ。新たな相棒の「オッチン」もかわいい名犬で、あなたのレスキュー活動を大きく助けてくれるでしょう。

・遊べるゲーム機:Nintendo Switch
・公式サイトはこちら

広大な宇宙でさまざまな可能性に出会うRPG『Starfield』


画像は『Starfield』公式サイトより

『Starfield』は、『The Elder Scrolls V: Skyrim』や「Fallout」シリーズを手掛けたBethesda Game StudiosによるオープンワールドRPGです。海外では非常に有名な開発会社の完全新作ということで、大きな注目を集めたタイトルでした。

本作の舞台は2330年。人類は宇宙に進出しており、さまざまな惑星に独自の文化を築いています。主人公は奇妙な物体「アーティファクト」を手に入れたことにより、宇宙の謎を解き明かす冒険に旅立つことになります。

とはいえ、本作でプレーヤーがすべきことは自由です。アーティファクトの謎を追うのはもちろん、宇宙の平和を守るために戦ってもいいですし、力づくで物を奪う海賊になっても、ただただ宇宙の美しい景色を眺めてもよい。広大な宇宙の果てでは、意外な可能性に出会うことでしょう。

Xbox Game Pass(テレビゲームのサブスクサービス)に対応しているので、XboxかPCを持っていれば月額842円から(キャンペーン中は初月100円で)遊べるのも魅力です。

・遊べるゲーム機:Xbox Series X|S、PC
・公式サイトはこちら

ダイバーと寿司屋の二足のわらじが楽しい『デイヴ・ザ・ダイバー』


画像は任天堂公式サイトより

昼はダイバー、夜は寿司屋として働くゲームが『デイヴ・ザ・ダイバー』です。月刊コロコロコミックでコミカライズ作品が連載しているので、子供の認知度も意外と高いかもしれません。

ダイバーとして手に入れた魚を夜の寿司屋で提供し、お金を稼いでどんどんダイバー装備を鍛えていく、というのが基本的な流れです。より良い魚を手に入れればお店も盛り上がりますし、その売り上げで装備を買って深海まで潜っていけるようになります。

と思いきや、畑で野菜を育てたり、カード集めが始まったり、オタ芸でアイドルを応援したり、あやしい団体の施設に忍び込むステルスアクションが始まったりと、いろいろなミニゲームが押し寄せてくるのがこのゲームの特徴。もはや二足のわらじどころではない忙しさですが、それによってプレーヤーは飽きずにこの生活が楽しめるのです。

・遊べるゲーム機:Nintendo Switch、PC
・公式サイト(X)はこちら

世界を舞台に登場『桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜 』


画像は任天堂公式サイトより

「桃太郎電鉄」シリーズ最新作も2023年11月に発売されたばかりです。前作もかなりヒットしましたが、今回もかなり注目の一作になっています。

本作は最大4人で対戦できるすごろくゲームで、目的地にいち早く到着して賞金を得たり、各地を飛び回って物件を買ったりして資産を増やしていくのがルール。舞台は日本から世界になっており、ニューヨークやレイキャビクなどにもいけます。

シリーズおなじみの「貧乏神」や「歴史ヒーロー」もパワーアップしており、パーティーゲームとして盛り上がる一作です。地理を覚えるきっかけにもなるので、子供と遊ぶのにもぴったりですね。

・遊べるゲーム機:Nintendo Switch
・公式サイトはこちら

(渡邉 卓也 : ゲームライター)