24時を過ぎても池袋駅から電車で帰れる「家賃相場が安い駅」は?

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 新型コロナウイルスの5類移行後初となる「忘年会」シーズンが到来しました。「LIFULL」(ライフル、東京都千代田区)が運営する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」が、オフィス街や飲食店が多い東京都内のターミナル駅を起点とした「24時(てっぺん)を過ぎても電車で帰れる家賃が安い駅ランキング」を発表しました。今回は「池袋編」です。

最も池袋に近い駅は7位に

 対象期間は2022年9月から2023年8月。対象となる駅は、池袋駅を起点として、平日の24時(午前0時)以降に発車する電車で帰ることのできる駅。対象物件は、同サイトに掲載された「築40年以内」「駅徒歩20分以内」「専有面積15平米以上、40平米未満」の賃貸物件(掲載物件数が100件未満の駅を除く)です。なお、家賃相場は管理費を含む月額賃料から中央値を算出しています。

「池袋編」の同率1位となったのは「鶴ケ島」と「北坂戸」(いずれも東武東上線、埼玉県)。家賃相場は4万8000円でした。鶴ケ島は公共施設などがバランスよく配置されているベッドタウンで、2018年の市民意識調査では88.4%の鶴ケ島市民が「住みよい」と回答したとのこと。市内には関越自動車道の「鶴ケ島IC」、首都圏中央連絡自動車道の「圏央鶴ケ島IC」があり、車での各方面へのアクセスも便利なエリアとなっています。

 なお、家賃相場が5万2000円の7位「上福岡」は、ランクインした中で最も池袋に近い駅。約30分で池袋へアクセスできる利便性が特徴です。

 調査結果を受けて、LIFULL HOME’S PRESS編集部の渋谷雄大さんは「首都圏の各路線では、かつて都心のターミナルを深夜1時過ぎに発車する列車もありましたが、コロナ禍の2021年3月のダイヤ改正で、利用客の減少などを理由に多くの路線で終電時刻の繰り上げが実施されました。しかし、数分の繰り上げにとどまる路線もあれば、30分以上繰り上がる路線もあるなど、コロナ禍を経て『終電格差』は大きく変化しました」と背景を指摘。

 また、「飲み会を楽しみすぎて終電を逃してしまうと、深夜バスやタクシーを利用して帰宅することになり、思わぬ出費となることも。だからといって終電が遅くまである都心近くの駅に住むと、家賃がかさんでしまいます。忘年会などお酒の席が多い方はもちろん、遅い時間まで働くことの多い方などの参考になれば幸いです」とコメントを寄せています。