HKT48新センターは天真爛漫な石橋颯と引っ込み思案の竹本くるみ！「性格は真反対だけど、補い合ってグループを引っ張っていく！」
HKT48新センター竹本くるみ＆石橋颯
HKT48が12月20日（水）に17thシングル『バケツを被れ！』をリリース！ 今回センターを務めるのは5期生の石橋颯（いぶき）と竹本くるみ。ふたりとも初めてのセンターということで、その意気込みを聞かせてもらった。
――まずはお互いがどういうコを紹介してください。
竹本 颯は天真爛漫で自信に満ち溢れていて、ステージで輝けるし、楽屋でも楽屋芸人として輝ける、ほんとに面白いコ。あと先輩には「いぶき、いぶき」って可愛がられるし、後輩にも「何やってるんですか〜」って言われたり、HKT48の妹的存在だなって思います。でも最近は髪型やメイクが変わっていって、大人びたところも見れて、そういう成長過程も楽しめる。......ファンみたいになっちゃった（笑）。
石橋 くるちゃんは小動物感がすごいんですけど、ダンスがうまいんです。可愛らしい顔とのギャップがすごい。あと自分の好きなことは誰に何を言われようとこれって、こだわりが強いです。私とは違って大人しいというか、ひとりの時間が好きなタイプ。私にないものがくるちゃんにあるし、くるちゃんにないものは私にあって補えるというか。ダブルセンターとして相性がいいなって思います。
――センターって言われたのはどのタイミングですか？
石橋 私はMV撮影の数日前、おじいちゃんちにいたら、マネージャーさんからビデオ電話がかかってきたんです。普段そんなことないから、え、怖いと思いながら出たら、「今回のシングルでダブルセンターを任せます」って。とにかく嬉しくて、「ありがとうございます！」って、すごい元気に答えて。
でもその後、家族へ報告しに行ったら、涙が止まらなくなっちゃって......。家族がずっと支えてきてくれたことや、ファンの方を思い出して。お母さんやお姉ちゃんも泣いて喜んでくれました。
――すごいタイミングで聞きましたね。
石橋 2年ぶりぐらいにみんなの予定が合って、おじいちゃん家に行ったんです。おじさん、おばさんとも久しぶりに会って、それで帰ろうと準備してた時に電話がかかってきたんです。おじいちゃんにもHKT48のセンターになったんだよって伝えたら、「わあ、すごかね」って。
――素敵な報告になりましたね。竹本さんはどんな感じでした？
竹本 私はMV撮影の1週間前ぐらいです。劇場公演の後にマネージャーさんに相談があって、事務所へ行ったときです。で、話が終わったあとに「次のセンターは任せるから」って言われて。
――その流れで！
竹本 あまりにもサラッと言われたのでドッキリかなと思っちゃって。どこかにカメラがあるのかなって（笑）。本当かなってふわふわしながら、お家に帰って、センターになったことをお母さんに伝えたら大号泣。私は東京出身なので、お母さんが福岡に一緒に来てくれて、お父さんはひとり暮らしで。親に負担かけてるなって気持ちがあったんですけど、お母さんが「福岡に来てよかったね」って言ってくれたのが、本当に嬉しかったです。
――こちらもいい話。ダブルセンターというのは、いつ知ったんですか？
竹本 私が聞いたのはその公演終了後で、颯もその公演に出てたから、もう知ってるものだと思って。颯に「嬉しいね！」みたいなことを言ったら、「何のこと？」って言われて......。私、頭の中ぐるぐるしちゃって。「え！ 待って待ってどういうこと？ 颯とダブルセンターだったよね？ 誰かと間違えた。いや、そんなはずない！」と思いながら、「何でもないよ」って。
――明らかに怪しい言動ですね。石橋さんから見てどんな感じでした？
石橋 後輩の井澤美優ちゃんとお菓子を食べていたら、くるちゃんが見たことないぐらい目を輝かせて「聞いた？ やったね！」って言ってきて、わからなくて「何？」って聞いたら、急にオロオロし始めて。「何でもない。今度聞くんじゃない」みたいになって、「え？ 言うまで返さないよ！」って、ずっと腕をつかんで。
竹本 「それって、いつわかるの？」って聞かれたから、2、3か月後かなって、ごまかしました。
――あやうくバレそうに（笑）。そして６期生が入ってきて、先輩になりましたが、いかがですか？
石橋 今まで「おはようございます！」って先輩に挨拶して、「あ、おはよう〜」って返しが嬉しかったんですよ。私もそれをやりたくて、6期生が「いぶきさんおはようございます！」とか言ってくれるのに対して、ちょっとドヤ顔で「おはよっ！」って返してます（笑）。
竹本 私は家ではひとりっ子なので、後輩とどう接したらいいかわからなくて。「おはようございます」って言われても「おはようございます」としか返せなくて......。小６の（石松）結菜とかが「お疲れ様です！」って言った時も、「お疲れ様です」って、そのまま返しちゃって。
――何だか壁を感じちゃいますね。
竹本 だから怖がってたんじゃないかなって思います。最近になってやっと、「お疲れ様〜」って、手を振ったり。先輩らしさが身についてきたというか、慣れてきましたね。それと同じチームに6期生が昇格して、頑張ってついていこうって練習してるのを見て、守ってあげたいなって。私も昇格した時にそんな感じだったので、ふたりがすくすく成長できるように、一緒にチームを盛り上げていきたいなって思いました。
――先輩らしくなりましたね。そんなふたりですが、センターとしてHKT48を引っ張ってかなきゃいけないわけですよ。
石橋 ファンの方は頑張れって言いすぎると、プレッシャーに感じちゃうかもしれないから、プレッシャーを感じない程度に頑張ってねって応援してくれるんですよ。でも、私はあまりプレッシャーを感じない人間なので。頑張ってって言われると、素直に期待されてるんだな、もっと頑張ろうって思えるタイプなので。あまり気にせず応援してほしいです（笑）。
――強いですね。普段から悩まないの？
石橋 悩みとかは自分で解決することが多くて。本当にきついと思ったら、私のファンの方が登録してくれてるメールだけに弱音を吐いたりするんですけど、それも1年に1回ぐらいしかなくて、全然へっちゃらです。強いコですね（笑）
――竹本さんはどうなの？
竹本 私は普段自信がないんですけど、みくりん（田中美久）さんから「センターになったからには自信を持たないと。後ろが不安になっちゃうから自信を持ってね」って言われたので、その言葉を胸に頑張ってます。でも、ふたりとも負けず嫌いでプレッシャーには強いほう。コンサートとかで煽りを任されて「チャンスだ、これで目立てる」って思うタイプなんです（笑）。けど、ふたりが目立とうとして突っ走っていかないように、HKT48全体の魅力も届けられるように。グループ全員を際立たせることができるのがセンターの役割だと思うので。
左から竹本、田中美久、石橋颯
――ふたりはぐいぐい前に出て引っ張っていくタイプのセンターなんですね。
石橋 小学校で応援団長をやってたり、代表委員をやってたり、昔から引っ張っていく役割が多かったんです。周りを見ながら、突っ走りすぎないように、ふたりで頑張っていきたいなって思います。
竹本 颯は才能があって、目立つのが好きみたいな感じのタイプ、私は引っ込み思案で、でもアイドルをすることが好きだから、コツコツ頑張って勝ち取ってやるぞっていうタイプで、正反対なんです。お互いにないところを持ってるから、ふたりで補い合ってグループを引っ張っていきたいと思います。
●HKT48
HKT48 17thシングル『バケツを被れ!』が12月20日（水）発売
田中美久卒業コンサートが2024年3月9日（土）福岡サンパレス ホテル＆ホールで開催
●石橋颯（いしばし・いぶき）
2005年7月22日生まれ 福岡県出身
身長153�僉〃豈娵拭�A型
nickname＝いぶき
公式X【@ibuki1484_hkt】
公式Instagram【@ibuki__hkt48】
●竹本くるみ（たけもと・くるみ）
2004年2月22日生まれ 東京都出身
身長148�僉〃豈娵拭�A型
nickname＝くるたん
公式X【@kuru2_official】
公式Instagram【@kuru02_hkt】
取材・文／関根弘康 撮影／持田薫
