12月18日の「おはよう寺ちゃん」（文化放送）では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、岸田内閣と自民党の支持率について意見を交わした。

バトンタッチの仕方を間違えると『お家』が滅ぶ

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で東京地検特捜部の捜査が進む中、共同通信社が16、17日に実施した調査で、岸田内閣の支持率は22.3％となり、前回調査の28.3％を下回って過去最低を更新した。また自民党の政党支持率は26.0％で前回から8.1ポイント下落。自民全体への不信感が反映された形で、2012年12月の政権復帰以降、初の20％台に落ち込んだ。岸田内閣の支持率と自民の政党支持率を合わせた数値は48.3。「合計が50を切ると、政権が瓦解する」と唱えた故青木幹雄元自民党参院議員会長の「青木の法則」に従えば、退陣やむなしの危機的状況。

寺島アナ「こうスポーツニッポンには出ています。岸田内閣の支持率と自民党の政党支持率を合わせた数値が50を切りました。共同通信の調査によると、と言うことではありますが、これは上念さんどうご覧になりますかね？」

上念「まだ読売・日経では50を切ってないないんですよね。まあ、いずれにしても危ない。50切ってからだと間に合わないんですよね。切る前になんかやらないといけないんですよ。事業承継と同じで、力のあるうちにちゃんと道筋引かないとダメなんですよ。よく事業承継を失敗する「秀吉パターン」では、最後の最後に予定をガラッと変えて「やっぱり秀頼で」とかやるとだいたい失敗するんですよ。秀吉・家康の事業承継みたいな話ですけど岸田政権も同じで、いずれは交代するんでしょうけど、バトンタッチの仕方を間違えると、お家が滅んでしまう。」

寺島アナ「あ、もう家自体がね。」

上念「そうそう、そうなんですけど野党の支持率が大して上がってないので、まあどうかな？と思います。」