相手は歴戦のインテル! ソシエダ指揮官、“首位通過”へ「多大な敬意を表する。ただ…」

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 レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、チャンピオンズリーグ(CL)・グループD最終節インテル戦に向けた前日会見に出席した。11日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 CL・グループD第5節終了時点で、3勝2分の好成績を収めて決勝ラウンド進出を確定させているレアル・ソシエダ。迎える12日の最終節で、同勝ち点ながらも得失点差で上回っている2位インテルと“首位決戦”に臨むことになる。他グループでは、マンチェスター・シティやバイエルンらが首位通過を決めており、ラウンド16での強豪クラブとの対戦を避けるためにも、レアル・ソシエダはこのまま逃げ切りたいところだ。

 最終節を前に、得失点差でインテルを上回っているレアル・ソシエダは、引き分け以上で首位通過となる。ただ、アルグアシル監督は「あれこれと思惑を抱きながらプレーすれば、間違いなく負けるだろう。我々が明確にしているのは、(インテルとの首位)競争に勝ちたいのであれば、勝ちにいかなければならないということ。それこそが、我々がこのコンペティションで常に目指してきたことであり、昨年のファイナリストと素晴らしい舞台で、首位が懸かる最終節を迎えるという結末に導いたものだ。このチームが競争し、相手よりも正確なプレーをして、試合に勝てるかを見てみよう」と試合序盤からの引き分け狙いは信条に反するようだ。

 またアルグアシル監督は、敵地『スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ』の満員予想にも言及。約7万人ものサポーターを味方につけるインテルについて、同指揮官は「恐れることはないさ。スタジアムは満員になると思うけど、それはインテルのサポーターがラ・レアルを重視していることを意味する。我々は自分たちの力でこの立ち位置にいるのだから、非常に喜ばしいことだ」としつつ、「もちろん、インテルの高水準なプレーレベル、監督、スタジアム、歴史に多大な敬意を表する…。謙虚に、ただ最大限の熱意と野心を忘れるつもりもない」と闘志を燃やしている。

 首位通過ともなれば、現行大会では初のCL8強入りも現実味を帯びてくるが、同大会通算3度の優勝を誇り、昨シーズンのファイナリストでもある“歴戦”のインテルとの大一番を制することはできるのだろうか。試合は日本時間13日5時にキックオフを迎える。