大谷翔平【写真:Getty Images】

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NFLの元スターJJ・ワット氏がSNSで皮肉

 米大リーグ・エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手の秘密主義を批判する米メディアに対し、他競技の元スーパースターは“ダブルスタンダード”を指摘した。米ファンから「ありがとう、よく言った」と共感の声が寄せられている。

 米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は「オオタニと球団間の面会が公に報道された場合、そのチームに迷惑をかけることになる」と記事で報じ、箝口令が敷かれていることを示唆した。一方、同局のバスター・オルニー記者の署名記事では、FA選手の話題もファンの楽しみであり、競技が盛り上がる一因のため、交渉過程がほとんど明かされない大谷の沈黙を批判した。

 この報道に対し、昨季限りで引退したNFLの元スーパースター、JJ・ワット氏がX(旧ツイッター)で反応。「アスリートが公にFAツアーを行った場合……メディア:『このエゴを見ろ。自分のことばかり。目立ちたがり屋め』」「アスリートが全てを秘密にしようとした場合: メディア:」とオルニー記者の記事のスクリーンショットを貼り付けた。

 どちらを取っても批判的に報じる米メディアの“ダブルスタンダード”に皮肉を込めた様子。ワット氏の投稿に対し、米ファンの間では「同じことを思っていた」「あの見出しを見た時にまさに私が思ったことだ」「ありがとう、よく言った」と話題を集めている。

 昨季限りで引退したワット氏はプロボウル選出5回、最優秀守備選手賞受賞3回を誇るスーパースター。以前から「多くの人々がショウヘイ・オオタニについて話しているように感じるが、まだまだ語り足りないと思う。彼が野球界でやっていることはとてつもない」と二刀流の活躍を繰り返し絶賛していた。

(THE ANSWER編集部)