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先日放送した『ジョブチューン』では、大手飲食チェーン対抗！アレンジバトル最強決定戦が繰り広げられました。
大戸屋、キッチンオリジン、くら寿司、築地銀だこ、つるとんたん、リンガーハットの大人気飲食チェーン6社の開発担当者が、コンビニやスーパーなどで簡単に購入できる具材、調味料を使って、アレンジレシピを披露していましたよ。
課題となっていた商品は「S&Bまぜるだけのスパゲッティソース生風味たらこ」「テーブルマークの冷凍さぬきうどん」「マルちゃん焼きそば」「サッポロ一番塩らーめん」の4品でした。
決勝の課題商品が「サッポロ一番塩らーめん」でした。
「塩ラーメン巻き寿司」を作ってみた！
【材料】
サッポロ一番塩らーめん…1袋
卵…2個
砂糖…10g
サラダ油…5g
きゅうり…1/2本
寿司酢…100ml
塩…適量
エビ…2尾（寿司エビを使用しました）
かんぴょう（甘辛煮）…2本
うなぎ（かば焼き）…40g
椎茸煮…30g
焼きのり…1枚
めんつゆ（3倍濃縮）…20ml
水…5ml
桜でんぶ…3g
※寿司酢は手作りしました。米酢大さじ4、砂糖大さじ4、塩小さじ1/2を混ぜました。だいたい100mlくらいになりました。
【作り方】
1. ボウルに卵と砂糖を入れてよく混ぜます。フライパンにサラダ油を引いて中火にかけます。温まったら卵液を流し入れて広げ、薄焼き卵を作ります。火を止めて予熱で表面が固まるまでそのままにしておきます。
2. 鍋に水を入れて中火にかけます。沸騰したら麺を入れます。2分経ったらザルにあげて、しっかりと湯切りをします。付属の粉末スープ1/4量を振りかけてよく和えます。
3. きゅうりは塩もみをして縦半分に切ります。寿司酢に漬け込みます。30分漬け込みました。
4. 1の薄焼き卵を広げ、エビ、かんぴょう、細く切ったうなぎ、粗く刻んだ椎茸煮、3のきゅうりをのせて手前から巻いていきます。
5. 焼きのりの上に2の麺を広げ、手前に4を置いて巻きます。
6. ラップでくるみ、密着させるために30分置きました。
7. つけダレを作ります。小さめのボウルにめんつゆ、水、付属の粉末スープ1/4量、付属の切りゴマを入れてよく混ぜます。
8. 6を食べやすい大きさに切って器に盛り、桜でんぶを散らします。7のつけダレを添えて完成です。
桜でんぶを散らしたら一気に華やかになりました。お味はいかに？
違和感のないおいしさ
え、普通においしいです。即席ラーメンなのにびっくりするほど違和感がありません。もっと麺の主張があるのかなと思いましたが、シャリのように馴染んでいます。具の味付けの方が強く、これは巻き寿司ですよーという主張があります。麺の味が、酸味ではなく薄く粉末スープの味付けがしますが、これはこれで完成された巻き寿司になっていておいしく食べられますね。たれにも粉末スープの味がするので、元々のサッポロ一番の味はちゃんと残っていますよ。
糖質の働き
今回作った巻き寿司に使われている「麺」の栄養素は主に糖質です。
糖質は、ブドウ糖に分解されて1gで4Kcalのエネルギーを生み出します。たんぱく質や脂質に比べてすぐにエネルギーに変わるのが特徴です。糖質はご飯やパン、麺類のほか、いも類や果物にも多く含まれていて、身体活動や生命活動を行うための主要なエネルギー源となります。特にブドウ糖は脳の最も効率的なエネルギー源で、脳が必要とするエネルギー量は基礎代謝量の約20％を占めるほどです。糖質の代謝にはビタミンB1やB2が必要です。それらが豊富な食品と組み合わせることで効率よくエネルギーに変えられます。
市販の即席ラーメンをお米代わりに使うという奇想天外な発想でしたが、意外にも違和感なくおいしく食べられました。わが家では男性陣に好評でしたね。柔軟な発想でさまざまなものを生み出す開発担当者さんたちには脱帽です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考文献：
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
かしこく摂って健康になる くらしに役立つ栄養学 監修 新出真理 ナツメ社
