KRY山口放送

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 細胞治療やゲノム編集治療さらには、動物の治療研究まで山口大学は最先端の高度医療の研究を進める「細胞デザイン医科学研究所」を新たに宇部市に設置しました。

 山口大学医学部のある小串キャンパスに新たに設置されたのは「細胞デザイン医科学研究所」です。

 ここでは、・細胞治療の研究をする部門・ゲノム編集治療の研究をする部門・人に加え、ペットなど人間に身近な動物にも医療技術を展開する部門・データの解析などをする部門。

 4つの部門=60人ほどの教員が連携し、新たな医療の研究に取り組みます。

 たとえば、「細胞治療を研究する部門」では固形がんへの効果が期待される「プライムCARーT細胞療法」の研究を進めていて、現在、臨床治験中です。

 こういった技術に遺伝子編集技術を組み合わせたり、動物の医療に応用したりしながら研究を進め、がんや先天性の遺伝病などに対する新たな治療法を生み出したいとしています。

(細胞デザイン医科学研究所 玉田 耕治所長)
「最終的には人を対象とする革新的な新規治療法の開発につながり人と伴侶動物がともに健康で長生きできるということを目指している」「山口大学の研究の力を集結して研究所を発展させていきたい」

 山口大学では2000年4月に設置された「時間学研究所」に次ぐ2つ目の研究所となります。