「海にいると自分と向き合えるから好き」夢は船長の23歳、ベテラン船乗りから学ぶ

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世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

9月29日(金)の放送では、イングランドのリバプールを特集した。

イングランド西部の港町・リバプールで、1964年に作られた古いタグボートの修理が行われていた。

全員がボランティア。かつて、海軍や造船業で活躍した海の男たちが古い船に命を吹き込む。

そんなベテランにまじってひとりの若者の姿があった、23歳のエラ・バドラさんだ。

「大学で学べるのは理論だけ。熟年船乗りが持つ知識は学べません。でも最初はみんな女性クルーに戸惑っていました」(エラさん)

将来の夢は「船長になること」という彼女にとって、ここは経験という名の宝であふれた得難い場。2世代も上の彼らに代わり、高所の作業や力仕事も進んでこなしている。

そんなエラさんを「素晴らしい働き者。熱心ですし、何をやらせても上手です」と、ベテランたちも太鼓判を押す。

なぜ船長になりたいのかと聞かれた彼女は…。

「海にいると自分と向き合えるから好き」(エラさん)

いつか自分の力で大海原へ!

なお、次回10月7日(土)から『港時間』は土曜の夜にお引越し。東ティモールのジャコ島を特集し、島の洞窟で寝泊りしながらパトロールや木々の管理など環境保護活動をしている人を紹介する。