27日(水)夜は 月と土星が寄り添う

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27日(水)の山口県は、午前中は雲が多く、所々にわか雨がありましたが、午後は瀬戸内側から徐々に日ざしが届く時間が増えてきました。そして日が暮れて夜になり、夜空には満月2日前の、まん丸には少し早い卵のような形の月が昇り始めています。

また、月のそばには、0.6等級の明るさの「土星」が輝く様子もみられます。肉眼では点にしか見えませんが、望遠鏡を向けると、土星の「輪」も見ることができます。ぜひ月とともに、土星にも注目してみましょう。

月は、28日(木)、29日(金)と、だんだん土星から離れますが、さらに膨らみを増していき、29日(金)は満月であるとともに、十五夜・中秋の名月となります。
その中秋の名月に向けて、山口県は晴天のエリアが拡大していく見込みです。

今、夏の高気圧のエリアが南から西日本へ勢力を広げつつあり、北の秋の空気との境目になる雲が日本海から本州の中部地方付近を横切っています。この雲が、もう少しの間は、微妙に南北に揺れ動く見込みです。

28日(木)の山口県は、瀬戸内側を中心にまずまず日ざし十分ですが、日本海側ほど、まだ少々雲多めで一部にわか雨の可能性もあります。南の夏の空気が強まるため、まだ、残暑が厳しい見込みです。

29日(金)になると、曇りのエリアがさらに北に押し上げられていき、日本海側も含めてシッカリ晴れて、夜は中秋の名月もバッチリ眺めることができる、とみています。

今週末の土曜日は、晴れ間があるものの一時気圧の谷の雲が増え、ここを境に、蒸し暑い空気から秋本番のカラッとした空気に入れ替わっていきます。日曜日以降は、日ざしが強くても風が心地よい陽気。一方で朝晩はグッと冷え込みが強まる日もあります。

いよいよ秋本番がやってきますが、激しい気温変化で体調を崩さないよう十分気をつけましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)