【山口天気 夕刊9/20】秋雨前線通過で21日(木)は大気の状態が不安定 急な激しい雷雨、突風など注意 週末にかけては前線南下で秋の空気流入も…
大陸方面の秋雨前線の雲が、日本列島に覆い被さるように広がってきて、20日(水)の山口県は午後ほど厚みのある雲が増え、わずかながら通り雨となった所もありました。
前線上には低気圧が発生しており、あすは、その低気圧が日本海へ。そして低気圧から伸びる前線が西日本を通過していきます。
21日(木)の山口県は前線の通過に伴い、夜明け前頃から日中にかけて大気の状態が不安定になり、一時、雷を伴う激しい雨や、雨傘があおられるような強い突風を伴う可能性もあります。車の運転など、傘を差して歩くお子さんの動きなどにも注意して、安全第一の心がけで過ごしましょう。
また、ぐずつく天気により、最高気温が30度に届くか微妙なところで、雨に濡れると空気のジメジメ感より風のヒンヤリ感の方が勝って、長袖シャツくらいの服装がちょうどいいかもしれません。
秋雨前線は、21日(木)に山口県を通過したあと、さらに南下していきます。22日(金)は、まだ一部、雨が残る心配はありますが、おおむね曇り空から徐々に空が明るくなり始め、週末は晴天となる見込み。また、北から乾いた秋の空気が流れ込み、週末は昼間は気温が上がってもカラッとした暑さ、朝晩は秋の深まりを実感する涼しさになってきそうです。
ただ、来週、また少し南の空気が盛り返す気配も見えていて、さすがに真夏同様の暑さとまではいかないものの、長袖の服は、袖をまくりたくなるような日があるのでは、と見込んでいます。
今年の秋は、季節の歩みは、のんびり…1歩進んで半歩下がる、といった感じでしょうか。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)