【ばんえいグランプリ】単勝1.2倍メムロボブサップが3連覇達成…阿部「しっかり歩いてくれた」
13日、帯広競馬場で行われた11R・ばんえいグランプリ（BG2・3歳上・ダ直200m）は、阿部武臣騎乗の1番人気、メムロボブサップ（牡7・ばんえい・坂本東一）が勝利した。2着にゴールドハンター（牡6・ばんえい・金田勇）、3着にインビクタ（牡7・ばんえい・松井浩文）が入った。勝ちタイムは1:53.2（馬場水分1.4％）。
2番人気で金田利貴騎乗、アオノブラック（牡7・ばんえい・金田勇）は5着、3番人気で西謙一騎乗、メジロゴーリキ（牡9・ばんえい・松井浩文）は9着敗退。
スタートから積極的に先行するメムロボブサップに外からアオノブラックが並びかけ、ファン投票1位、2位の2頭がレースを引っ張る形で第二障害まで進行。第二障害では先に到達したアオノブラックが一息入れ最初に障害で仕掛けるが、天板に到達するあたりで膝をついてしまう。苦戦するアオノブラックを横目に2番手で仕掛けたメムロボブサップがすんなりと障害をクリア。なんとか体勢を立て直したアオノブラックが2番手で続くが、ここからはメムロボブサップの一人旅に。2番手以下に大きくリードを広げると最後まで脚色が鈍ることなく圧勝。断然の1番人気に応えばんえいグランプリ3連覇。重賞16勝目を飾った。
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坂本師、阿部騎手ともに3連覇
2着は第2障害を下りた後鋭い末脚を見せたゴールドハンターが差し切って入り、3着にはインビクタが懸命に脚を伸ばし入線。2番人気のアオノブラックはメムロボブサップに必死に食い下がったが残り10mのところで止まってしまい5着になった。メムロボブサップを管理する坂本東一調教師、騎乗した阿部武臣騎手はともにばんえいグランプリを昨年、一昨年に続く連覇で3勝目となった。
1着 メムロボブサップ
阿部武臣騎手
「トップハンデだったのでもう少し息を入れたいところでしたが、ライバルのアオノブラックが先行していったので、少し早めのタイミングで障害まで行きました。アオノブラックが障害を仕掛けるのを見てから仕掛けても良いと思ったので、その分息を入れました。それでも馬が行きたがっていたり、天板で少し体力を消耗したりとつらいところがありましたが、下りてからもしっかり歩いてくれました。今年の夏は暑いので体力的な部分で不安もありましたが、よく頑張ってくれました。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします」
メムロボブサップ 91戦38勝
（牡7・ばんえい・坂本東一）
父：ナリタボブサップ
母：ピュアレディ
母父：アキバオーショウ
馬主：竹澤一彦
生産者：竹澤一彦
【全着順】
1着 メムロボブサップ
2着 ゴールドハンター
3着 インビクタ
4着 コマサンエース
5着 アオノブラック
6着 ミノルシャープ
7着 コマサンブラック
8着 キョウエイリュウ
9着 メジロゴーリキ
