野外料理人っぽく魅せる脱BBQアイテムの選び方、使い方【安くて良いもの夏ベストバイ】
【安くて良いもの夏ベストバイ】
脱マンネリ焼くだけBBQのヒントを教えてくれたA-sukeさんはどんなモノを使っているの？ 調理器具から調味料ケースまで、その選び方を教えてもらおう。
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BASE CAMP店主 A-sukeさん
東京・水道橋でアウトドアをコンセプトにしたカフェ「BASE CAMP」を営む料理人。休日はフライフィッシングや狩猟など自ら獲って食するキャンプ、バイク、カヤックなど多方面の外遊びを楽しんでいる。
https://www.cafe-basecamp.com
【脱BBQアイテム 1】携帯性のよい“鉄板”と料理の幅が広がる“スキレット”
鉄板もスキレットも素材は同じ。「フチがあるかないかの違いで焼きの効果はほぼ同じ。大量の野菜を炒めるなんてときはフチありのほうがいいし、持ち運びやすさを優先するなら鉄板です」とA-sukeさん。鉄板の厚みについては「食べ比べするなら違いがわかりますが単独利用ならそれほど気にする必要はありません」とアドバイス。
▼パリッと焼ける鉄板
波形プレートを使うと“道具を変えるだけでいつもの肉の味がここまで変わるのか！”と感激します（A-sukeさん）
＜POINT＞波形プレートの利点はメイラード反応としっとり焼き
▲メイラード反応で褐色に、熱い空気でじっくり加熱
凸部は肉が密着、メイラード反応が起きてうまみが濃くなる。一方、凹部にたまった熱は肉をじっくり加熱。香ばしくてしっとりした理想の“焼き”を実現する。
▼煮物・蒸し物もできるスキレット
スキレットには大抵、専用のフタが用意されています。アヒージョならフタは不要ですが、フタがあると作れる料理が増えますよ（A-sukeさん）
＜POINT＞デュオなら8インチ、ファミリーなら12インチ
焼き面の直径が片手サイズなのが8インチ。2〜3人向きとされているが、アヒージョなら4〜5人分作れるので1つあると重宝する
ーOTHERSー
▼軽くて扱いやすいのはアルミ鉄板
近頃話題の「鉄板マルチグリドル」は厚手のアルミに焦げにくい加工をほどこしていてメンテが楽。ただし強火は厳禁だ
▼縁の形状・厚みはお好みで
元祖ミニ鉄板、ヨコテツは潔い形で携帯しやすいが油が脇から流れ落ちる。少しフチがたった鉄板が増えたので厚みと形は好みで選ぼう。
【脱BBQアイテム 2】ホットサンドメーカーは開き方とバランスをチェック
これはハイマウントの旧モデルのホットサンドメーカーで、これで2台目。開いたときのバランスのよさが気に入っています（A-sukeさん）
▲おおよそ90度まで開きピタッと止まると調理しやすい
素材違いや仕切りの有無などいろいろなタイプがあるけれど重視したいのは約90度に開いてピタッと止まること。「180度開くものは小さな五徳に載せた状態では不安定。理想は2枚に分割できて、90度と約30度に開けたままにできるもの。どこかにありませんかね？」
ーOTHERSー
▼分割できるとフライパン変わりになる
ミニフライパンにもなる焼き面分離タイプ。便利だが焼いている途中ではずれるとやっかいなので、購入前に接続方法を確認しよう
【脱BBQアイテム 3】炭酸対応のボトルはビールをおいしく保存する最適解
ビールを最後までおいしく飲むための炭酸対応ボトル、どう選べばいいのだろう。A-sukeさんが絶賛するのは「終わりの見えないマイボトル探しだけどREVOMAXと出会い、ようやく天竺にたどり着きました。保冷力のよさと片手で開閉できるのに密閉するキャップがとにかくスゴイ」
＜POINT＞独自のワンタッチ栓が生んだ究極の保冷・保温ボトル
とにかくキャップが優秀で使いやすいし、アイスコーヒーの氷が飲み終わるまで溶けずに残る保冷力にも感激です（A-sukeさん）
REVOMAX
「20oz（592ml）」（5500円）
▲おいしさも冷たさも逃げない
3つのボタンを同時に押せば開き、リングを引き上げればロックができる。わずか1秒で開閉できるので料理しながら、取り皿を持ちながらでも操作OK。しかも炭酸対応だ。
＜POINT＞保温力も抜群
ステンレス2重構造の真空断熱。真空部分に銅をコーティングしており温度変化しづらく、朝のコーヒーが夕方になっても湯気がたつ
ー大量の飲み物を冷やすならー
暑さに負けない真空断熱クーラーボックス
QOOL
「クールボックス M ブラック エコプラス」（5万9950円）
みんなの飲み物を持ち運ぶのに不可欠なクーラーボックス。6面真空断熱は重いとされるが「クールボックス」はライバルより軽く（容量27Lで5.6kg）扱いやすい。万一の落下に備えた衝撃吸収テクノロジーも頼りになる。
【脱BBQアイテム 4】調味料ケースは片手で操作できるとストレスなし
スクリュー式のフタは面倒で載せたままにしてこぼす危険があるけれど、これなら調理中でもちゃんと閉じる気になります（A-sukeさん）
humangear
「ゴータブ S 3 PACKS」（1100円）
▲オススメスパイスはクミンシード
ほんの少しで風味が変わるスパイス。その持ち運び方とマストな調味料は？「調理器具から手を放すことなく、片手で開閉できる小さな容器に詰め替えて持ち運んでいます。塩・コショウに追加するならクミンシードはどうでしょう。カレー粉ほど主張が強くないので使い勝手がいいですよ」
＜POINT＞フタをつまむだけで開き抑えるだけで閉じる
指先で側面を軽くつまむと開き、載せたフタを抑えるだけでぴちっと閉まるケース。BPAフリーでお菓子や調味料の収納も安心だ。色違いのフタが中身を判別しやすいのも◎。
ーOTHERー
スタンドアップミニより大きく開くボウルS
スタッシャー
「ボウル2点セット（S／SS）」（3520円）
▲A-sukeさん使用モデルより口が大きく開いて取り出しやすいのが「ボウル」。底が平らで自立するのでサービングボウルがわりにしてもいい。もちろん液体を入れても大丈夫!
色つきでも半透明で中身を確認しやすい（カラーは容量によって異なる。ブルーはSS）
＜POINT＞液体はペットボトルにいれてスタッシャーへ
漏れると散々な目にあうのがオイルや醤油などの液体調味料。A-sukeさんは小さなペットボトルに詰め替えたうえで、スタッシャーのシリコーン容器にまとめて液漏れを徹底予防。
＜POINT＞ミックススパイスはアレンジしやすさをチェック
複数の調味料をそろえずにすむミックススパイスは便利な半面、味を変えづらい。塩味控えめの「アカラブ」はアレンジし やすさが決め手だ。
※2023年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号68-69ページの記事をもとに構成しています>> 特集【安くて良いもの夏ベストバイ】
＜写真／上樂博之 文／大森弘恵＞
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