【アイビスSD】石川「どこでも行ける手応え」オールアットワンスが1年振り出走でV
7月30日、新潟競馬場で行われた夏の風物詩、アイビスサマーダッシュ（G3・直線1000m）は、1年振りの出走となったオールアットワンスが後方から鮮やかに差し切った。
アイビスSD、勝利ジョッキーコメント
1着 オールアットワンス
石川裕紀人騎手
「この馬とは重賞2回目なんですけれども、前回勝たせてもらった時とは違った嬉しさがあります。この馬には調教にはそんなに跨がったことはないんですけど、厩舎サイドの方から「状態は良いから、あとは任せる」という感じで、指示していただいたので自信を持って乗りました。去年も同じような枠だったので、内に行こうかなとも考えたんですけど、去年試してダメだったので、外を選択することで頭がいっぱいでした。外枠に人気どころが何頭かいたので、そこまでごちゃつかないだろうと、この馬の切れ味があればどこかで進路が開くんじゃないかと、そういう気持ちで乗っていました。前半無理していない分、後半すごい手応えでしたね。どこでも行けるよという手応えでした。彼女の切れ味を存分に発揮出来たかなと思います。1000mで適性があるところが一番この馬が今武器としているところなので、そこかなと思います。重賞を勝つのは去年のG1ぶりなんですけれども、なかなかそれ以来2・3着が続く重賞の結果だったので、何とかここで勝つことが出来て嬉しいですし、またオールアットワンス彼女の走りをこういう形で結果として出すことが出来たので、本当に自分の中では嬉しい気持ちでいっぱいです」
レース結果、詳細は下記のとおり。
30日、新潟競馬場で行われた11R・アイビスサマーダッシュ（G3・3歳上オープン・芝1000m）は、石川裕紀人騎乗の9番人気、オールアットワンス（牝5・美浦・中舘英二）が快勝した。1.1/4馬身差の2着に6番人気のトキメキ（牝6・美浦・斎藤誠）、3着に12番人気のロードベイリーフ（牡6・栗東・森田直行）が入った。勝ちタイムは0:54.9（良）。
1番人気で武藤雅騎乗、ファイアダンサー（牝5・美浦・鈴木慎太郎）は18着、2番人気で田中健騎乗、シンシティ（牝6・栗東・木原一良）は6着、3番人気で坂井瑠星騎乗、スティクス（牝5・栗東・武幸四郎）は9着敗退。
【アイビスSD】石川「スピードを信じて乗るだけでした」オールアットワンスが重賞初制覇
アイビスSD・2勝目昨年のこのレース以来の出走となったオールアットワンスが見事な差し切り。一昨年のこのレース以来の勝ち星となるアイビスSD2勝目を飾った。3番枠からスタートを決めて迷わず大外へ。後方から進める形となったが、馬群を縫うように差し脚を伸ばし、あれよあれよとゴール前ではあっという間に差し切った。鞍上の石川裕紀人騎手は、昨日落馬負傷したホー騎手からの乗り替わりで、急遽手綱を任されていた。
オールアットワンス 11戦4勝
（牝5・美浦・中舘英二）
父：マクフィ
母：シュプリームギフト
母父：ディープインパクト
馬主：吉田勝己
生産者：ノーザンファーム
【全着順】
1着 オールアットワンス 石川裕紀人
2着 トキメキ 松岡正海
3着 ロードベイリーフ 西村淳也
4着 サトノファビュラス 丸田恭介
5着 レジェーロ 団野大成
6着 ジャングロ 戸崎圭太
6着 シンシティ 田中健
8着 メディーヴァル 今村聖奈
9着 スティクス 坂井瑠星
10着 チェアリングソング 藤田菜七子
11着 スワーヴシャルル 田辺裕信
12着 マウンテンムスメ 柴田善臣
13着 バンデルオーラ 幸英明
14着 ヴァガボンド 岩田望来
15着 ロサロッサーナ 津村明秀
16着 ライオンボス 大野拓弥
17着 ヤマトコウセイ 小林脩斗
18着 ファイアダンサー 武藤雅
