米ゴルフツアーのカメラマンが“ゴルフ場の動物たち”を激写!まさかの…!?

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変化に富む米ツアーのゴルフ場に顔を出す動物たちを激写! その顔ぶれは、じつにバラエティ豊かだ!

コヨーテ

カリフォルニアやアリゾナなど西海岸に多く生息。見た目は少し大きめのイヌのようで、オオカミとイヌの中間くらいのサイズ。肉食のためネコを襲うこともあるそうで、安易に近づくのは危ない!?

ボブキャット

日本でいえばヤマネコ 。警戒心が強く、なかなか人前に姿を見せることはないのだが、選手たちが去った夕方のゴルフ場の茂みに顔を出したところを運よく撮影できた。

リス

縞模様のあるシマリスや、全体が茶色のエゾリスなどが一般的だが、南部には体長がひと回り大きく、全身を黒い毛で覆われた黒リスもいる。松ぼっくりを食べるが、食べ残しがエビフライにそっくりの形になるのがおもしろい(写真右)。

ワイルドターキー

昨年、ボストン近郊で開かれた全米オープンの会場に現れ、フェアウェイを横断中のターキー(七面鳥)。大型のニワトリのような体躯で、アメリカでは食用肉としても一般的。メディアセンターでターキー肉のサンドウィッチを食べたあとに目撃すると、ちょっと申し訳なく思ってしまう。

ワニ

フロリダなどの南部ではワニにも遭遇。体長3メートルを超える大物がコース内をノシノシと歩き、SNSなどに投稿されることも多い。写真のワニは、PGAツアーの本部があるTPCソーグラス18番ホールの池に住んでいる! この日は気温が寒くて、陸には上がってこなかった。

クジラ

写真ではかなり小さくなってしまい見づらいが、ハワイ・マウイ島での試合会場から見える海には、潮を噴き上げて泳ぐ姿を頻繁に見ることができる。試合そっちのけでホエールウォッチングをしてしまうこともしばしば。

シカ

日本でもよく見かけるシカは、ほぼアメリカ全土に生息。写真は今年1月フロリダで開催された女子ツアーの試合中に現れたシカファミリー。古江彩佳たち(シカの奥)の横を悠然と歩いていた。

ガン

日本のゴルフ場でもおなじみの鳥。糞害が衛生状態の悪化も懸念されることから、ゴルフ場関係者からは“害獣”扱いされている。ガンを追っ払うためのイヌが飼われているコースも多い。

サギ

白鳥ほど優美ではないものの、殺風景なゴルフ場の池に1羽いると、夕景にアクセントを与えてくれる。

ウサギ

中西部の茂みによく見られるが、警戒心が強くて近くで鑑賞することが難しい。野ウサギは全体的には茶色だが、なぜかお腹と尻尾は真っ白。

ブラックスネーク

こちらもTPCソーグラスにいたヘビ。毒はなく大人しい性格のため、そそくさと隠れていった。トンビなどにさらわれてしまうこともある。

いかがでしたか? ゴルフ場に訪れた際は、動物にも意識してみてくださいね!

フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)

●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE