実録・体験ノンフィクション漫談芸人のコラアゲンはいごうまんさんが7月3日のくにまる食堂にご来店。マイナーな世界大会に出たエピソードを伺った。

邦丸「来週の金曜日、7月14日から世界水泳が福岡で開催されるということで、今回はコラアゲンはいごうまんさんに、これまで参加した世界大会について伺います。何だかよく分かんないけど「ちゃぶ台がえし世界大会」っていうのがあるんだって？」

コラアゲン「これは岩手県矢巾町っていうところで毎年やっているんですけど、ちゃぶ台は小さ目のおもちゃのちゃぶ台なんですよ。その上に、おもちゃのトーストとかハンバーガーとかコーヒーカップとかいろいろ乗ってるんです。それを、まさにちゃぶ台がえしで「うわーっ！」て投げて飛距離を競う。でもコーヒーカップとかトーストはダメで、その中に置いている、おもちゃのホットドッグの飛距離を競うんです。」

邦丸（笑）

コラアゲン「このゆるい競技には愛しい演出があるんです。競技者の隣に割烹着を着たお母さん役の女性が座ってて、その人が「もうお父さんやめて！」って言ったら「うわーっ！」って投げる。その時は何を叫んでもいいんです。「なんで給料が安いんじゃ！」とか「なんで卵が高いのよ！」とか「楽天どうなっとんねん！」とか、なんでもフリーで言って飛距離を競う大会です。それに私も出て、やるからには真剣ですから、前年度のチャンピオンに弟子入りして、投げ方から全部教わったんですよ。角度は45度で押し出すようにとか全部聞いてますから。それで大会で「うわーっ！」てやったらもう案の定ですよ。他の出場者はトップクラスでも、だいたい4メーター5メーターなのに、僕はコーヒーカップもトーストも9メーター越えで、「やったー!」って思ったら肝心のホットドッグが足元にあるんですよ。」

邦丸（笑）

コラアゲン「40センチって言ってました。最下位です。」

邦丸「参加資格はあるんですか？」

コラアゲン「もう誰でも参加できるんです。たまたま通りがかった人も飛び込みでどんどんできます。私が出た時は大きなアミューズメントパークの駐車場で、たしか12人の参加者がみんなで「うわーっ！」てやりました。ここでしかやってない世界大会なんですけど、その打ち上げでみなさん「いつか東京大会したいよね」って言ってました。」

邦丸「東京のほうが狭いのに。（笑）」

コラアゲン「実はそれから数年後に実現するんですけどね。ありがたいことにその時は私も〇〇として呼んでいただきました。」

ちゃぶ台がえし世界大会でどんな大役を務めたのか？さらにこの後、コラアゲンはいごうまんさんが、今一番お伝えしたい世界大会について熱く語りました。