老後資金はいくら備えておけばいいのか、漠然とした不安を抱える人は多いもの。48歳でひとり暮らしのトモさんは、3年前にがんの手術をしたことを機に、老後資金を増やしたいと考えるように。「働かなくてもいい暮らし」を目標に生活費を無理なく抑え、趣味を満喫しながら暮らしています。

『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、トモさんの節約の工夫を紹介。同書の記事を抜粋し、トモさんの節約しながらも趣味を楽しむ週末のルーティンを紹介します。

【写真】フラッペもネイルも自作でここまでできる!

48歳ひとり暮らし。趣味も楽しむ週末の「節約ルーティン」

週末は趣味を全力で楽しむ時間。お金をかけるところ・節約するところのメリハリをつけて、ローコストでも高い満足度を追求します。

<15:00おやつ>

●自作フラペチーノでおうちカフェ気分

「氷が砕けるパワフルなフードプロセッサーがあれば、カフェの人気ドリンクも手軽に再現できます」。シナモンやブランデーを加えたり、自分好みにカスタマイズするのも楽しい!

【材料とつくり方】

インスタントコーヒー小さじ2、豆乳、水各50ml、砂糖小さじ2、刻んだ板チョコレート1かけ分、氷グラス1/2杯分をフードプロセッサーでかくはんする。グラスに注いで生クリーム(ホイップ)を絞り、ココアパウダーをふるいかける。

●セルフジェルネイルで美容代を節約

節約仲間の友人にすすめられたというセルフネイルは、サロンに行くよりはるかに安上がり。

「初期投資は必要ですが、一度買えば何度も使えます」

「シェルやホログラムなどアート用の材料は100円ショップでも見つかりますよ」

<19:00夕食>

●平日のためにつくりおき

お弁当や夕食のメインディッシュのために、時間のある週末につくりおきおかずを準備。「材料を入れるだけで完成する電気圧力鍋が手間抜きの強い味方。煮豚やサバの酒塩煮、サラダチキンをよくつくります」

食材、調味料を入れるだけの手羽元の煮物。保存容器にゆで卵と一緒に入れると味つけ卵もできます。

<23:30就寝>

●1週間の支出をアプリで振り返り

昨年、手書きの家計簿をやめ、アプリ「マネーフォワード」で管理するようになり、記入の手間は大幅に減ったそう。「クレジットカードや銀行口座とひもづいているので、現金の支出を記録するだけ。見返すことが大事なので定期的にチェックしています」

発売中の『1か月15万円以下の心ゆたかなひとり暮らし』(扶桑社刊)では、ほかにも、団地や賃貸住宅、年金生活など、さまざまな暮らし方や年齢のお金上手を取材。小さくても豊かな生活の工夫や、おトクな制度、老後資金の備え方などが1冊でわかります。