断熱性能はもちろん、住まいを快適にする多彩な性能を兼ね備えた「ハイスペック窓」を紹介。編集部がメーカーの気になる商品をピックアップしてみました。窓の仕組みや役割を知って、自分の家づくりに役立てましょう。

暑さ、寒さ、台風から守り、掃除や移動もラクな窓

●三協アルミ「アルミ樹脂複合サッシ『ALGEO（アルジオ）』」

高断熱性能に加え、暴風雨や台風に対する耐久性能、耐風圧性能、水密性能に優れています。レールに凹凸がないのでホコリがたまりにくく、レールの掃除が簡単でラク。

段差のない形状で掃き出し窓の出入りもスムーズに。高さは2730mmまで対応。大開口ならではの開放感を味わえます。

 

特殊なフレーム構造で優れた断熱性能を発揮

●LIXIL「EW」

熱伝導率が低い樹脂製サッシ。フレーム内の数か所に、熱を通しにくい空気層を設けた多層構造の採用で、樹脂と特殊構造による優れた断熱性能を発揮します。

仕様は2種類。Low-Eガラスにクリプトンガスなどを使用したトリプルガラス仕様と、アルゴンガス入りのLow-E複層ガラス仕様があります。

 

超高断熱性能と優れた遮熱性能で、省エネをかなえるエコガラス

●日本板硝子「複層真空ガラス『スペーシア21（遮熱クリア）』」

真空ガラス「スペーシア」とLow-Eガラスで構成された複層真空ガラス。中空層には熱伝導率の低いアルゴンガスが封入されており、壁の断熱材に匹敵する0.69W/（�屐�K）という超断熱性能を実現しています。遮熱クリアタイプは、日差しを54%、紫外線を約74%カットします。

 

日射の遮蔽で、快適さが高まるトリプルガラス

●AGC「サンバランストリプルガラス」

遠赤外線を反射するLow-E膜をコーティングしたLow-Eガラスを2枚、一般のガラスを1枚用いた断熱ガラスです。2層の中空層には熱伝導率の低いアルゴンガスを封入し、熱貫流率0.80W/�屐�K（※）という、高い断熱性能を実現。
※ガラス構成／SBP3+Ar11+FL3+Ar11+LP3。

ドイツ製の木製トリプル高性能断熱窓

●上野住宅建材「クネアズード」

天然木の魅力と、ドイツ生まれの確かな機能性を両立させた高性能断熱窓。窓枠はパイン材を採用し、計画的に植林された森林から伐採・製材しています。

ガラスは、Low-Eガラスを用いたトリプルガラス。アルゴンガスを封入した仕様となっています。


電動開閉式で熱気を逃し、高断熱性能で快適に

●日本ベルックス「スカイビューVS電動タイプソーラープリーツ付き」

Low-Eトリプルコーティングの採用で、日射熱の流入を抑えた高断熱仕様の天窓。日よけを下ろしたまま通風が行えます。雨を感知すると自動で閉まるセンサーが内蔵されているので、不意の雨でも安心です。

透明合わせ強化複層ガラスのみ、先進的窓リノベ事業の対象製品です。

 

トリプルガラスの樹脂窓で高断熱とデザインを両立

●YKK AP「APW 431大開口スライディング」

高性能トリプルガラスと樹脂フレームを組み合わせ、高い断熱性能を発揮。ガラスは日射取得型と日射遮蔽型から選択できます。

スリムなフレームや凹凸の少ないコーナーなど、デザインも追求。室外側からハンドルが見えにくい、すっきりとしたデザインも特徴です。