40代、「着たい服」ばかりのクローゼットをつくるコツ。どうしても捨てられない服の手放し方
クローゼットの片づけ中に迷うのが、「なにを残すべきか?」という問題。そこで今回は、スタイリストの霜鳥まき子さんに1軍コーデをつくるコツを教えてもらいました。順番的にはボトムの数を絞り、トップスも選別するのがスムーズ。今回は残すトップスの選び方をご紹介します。
今の自分に必要な服って?トップスを選び1軍コーデを完成させる
まずはボトムのお気に入りを選別し、次はトップス。段階を経るとスムーズに作業を進められます。
●1軍コーデづくりで今、必要な服がわかる
お気に入りのボトムを絞ったら、それをもとに「自信をもって着られる1軍コーデ」をつくっていきましょう。「今の自分はこういう服が好きなんだ」と明確になります。それ以外は捨てるか、2軍・保留へ。
●絞ったボトム1点につき、合わせるトップスを2点セレクト
ボトムに合わせるトップスをシチュエーション別に選んで。「きれいめとカジュアルの両方をつくっておくと着まわしやすくて便利。アクセサリーやバッグも決めておくと身支度の際に迷いません」
【寺嶋さんの1軍コーデ】
(左)近所のスーパーへ(右)ママ友とのランチに
●きれいめコーデを多めにつくるのがおすすめ
「きれいめ服をカジュアルダウンするのは簡単ですが、その逆は難しい」。どんな場にも対応できる、きれいめコーデを増やすのが正解です。
●残すべきトップス・捨てるべきトップス
迷ったときの目安をご紹介。ぜひセレクトの参考に!
・やわらかすぎる素材は大人世代はNG
薄手のやわらかな生地は体型を拾いやすいため、大人は避けた方が無難。「体型をカバーしたいなら、ハリのあるしっかりした生地に」
・くすみカラーは高難易度! 迷ったらビビッドなカラーを残して
カーキやグレージュなどのくすみカラーは難易度が高く、ぼんやりした印象になりがち。「差し色にもなる、顔写りのいいビビッドな色を優先して」
・大人が選ぶべきは陰影のある黒トップス
万能な印象の黒ですが、マットな黒は顔が疲れて見えることも。「大人には立体的なデザインが施されたもの、光沢がある素材のものがベターです」
着ているものは「2軍」に、着ていなければ「保留ボックス」へ
ここまで仕分けしても迷うものは…?
●「どうしても捨てたくない服」は無理に捨てなくてもOK!
捨てる決心がつかない服は、1軍とは別扱いに。「頻度は少なくても着ている服なら『2軍』、ほとんど着ていない服は『保留ボックス』へ。衣替えのタイミングで再確認し、やはり着ないようなら手放して」
●迷ったときは着てみて自撮りを
迷ったときは実際に着用して写真に撮ってみて。「服だけを見て決めるより、今の自分に合っているかどうかを客観的に判断できます」