NIKEイベントに出席した清水梨紗。写真:鈴木颯太朗

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 清水梨紗が6月13日、同じくなでしこジャパンDFの南萌華とともに、『ナイキ』が主催するフットボール・メディア・イベントに出席。同日のメンバー発表で出場が決まった女子ワールドカップ(オーストラリア&ニュージーランドで7月20日に開幕)への想いを語った。

 右SBの主力として期待される清水はまず、「ここから戦いが始まる。(W杯メンバー入りは)嬉しい気持ちもあるが、身が引き締まる想いです。選ばれなかった選手たちのために、しっかり戦いたい」とコメントした。

 今回のW杯メンバー発表では、なでしこジャパンで長く10番を背負い、4回目のW杯行きを狙っていた岩渕真奈が選外となり話題に。日テレ・ベレーザとなでしこジャパン、そして海外組の大先輩である岩渕について清水は、次のように語った。

「ブチさん(岩渕)には、サッカーはもちろんプライベートでもイングランドでお世話になっていました。今までなでしこジャパンを背負い、引っ張ってきてくれた偉大な方です。その想いを背負いますとは軽々しく言いたくないんですが、ブチさんのためにも戦います」
 
 清水は2022年8月、ベレーザからイングランドのウェストハムへ移籍。この自身初の海外挑戦は、「2019年のワールドカップを経験して、海外移籍を意識するようになった」と振り返る。実際にこの1年の経験は学びだらけだったようで、

「日本では経験できないスピードやフィジカルを持つ海外の選手といつも戦っているので、彼女たちのスピード感にビックリすることがなくなりました。プレースピードには慣れたというか。この経験をなでしこジャパンにも還元したいです」と自信を見せた。

 なでしこジャパンはグループリーグでザンビア、コスタリカ、スペインと対戦。「スペインはとくに難しい相手だと思いますが、もちろん3試合全てが大事」と話し、「チームの目標はもちろん優勝です。個人としてはチームのために思い切り走りたいと思います」と続けた。

 自身二度目のW杯で清水は、はたしてどんな活躍を見せるのか。注目したい。

取材・文●白鳥大知(サッカーダイジェストTV)

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