これからはスッチーも強くなくてはいけない! と、そんなコトを思わせるニュースが飛び込んできた。とある航空会社が女性客室乗務員の新規募集に際し、「武術習得者を優先的に採用する」と、表明したというのだ。

 客室乗務員については、以前ファンキー通信でもインドの航空会社を取り上げたことがあったが、今回はお隣り中国の四川航空での話。「武術習得者募集」はテロ防止策の一環として行われたそうだが、こういった対テロ対策を航空会社で行うのは、中国では初の試みなんだとか。

 求められているのは、カンフーなどの武術習得者や、軍事関連業務、警察の特殊部隊などでの勤務経験がある女性。ついにスッチーにも格闘系の時代がきたか!? と思ったのだが、どうやら「ただ強ければいい」というワケではないよう。武術以外にも、中国の標準語や英語などの語学能力、保安面を考慮したある程度の身長や年齢制限など、一般的に女性客室乗務員に要求される条件もクリアしていなければならないという。

 ちなみに、採用側には武術のエキスパートを導入。応募者の素質を見極めるというのだが、日本の航空会社でも似たようなテロ対策が行われているのだろうか?

 「どこの航空会社も同様だとは思いますが、募集に当たって武術などの習得を条件としたものはありません。また、特殊部隊などでの経験が採用の条件として優遇されることも、現状ではないと思いますよ」(某航空会社 広報)

 えっ、じゃあテロ対策はどうなってるの?

 「実際にテロが起こった場合にどのような行動をとればよいのか、どのような行動が適切なのかなど、テロ遭遇の想定訓練を行っています。武術や護身術など、力をつける、強くなる、といった訓練は、現段階では特別に取り入れられていません」(同)

 ん〜、とりあえず「客室乗務員の行動として相応しい対応」を学ぶのは必須のような気がするけれど、格闘系スッチーがいたら、そっちのほうが心強いかも・・・!?(清川睦子/verb)

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