【あの味を完コピ】ケンタッキー「フライドチキン」を再現!10年かかった“衣”のレシピを惜しげもなく披露

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2023年3月13日の情報番組『バケット』では人気店の再現レシピ第2弾が放送され、ケンタッキー「フライドチキン」の再現レシピが紹介されていました♪レシピ考案者は、再現レシピでおなじみの稲垣飛鳥さん。スパイシーなあの衣の味の配合を見つけるのに、なんと約10年もかかったのだとか。それを惜しげもなく披露してくれるなんて太っ腹!ケンタッキーのフライドチキンをおうちで再現出来るのはかなりうれしいです!スパイス類は必須とのこと。足りないスパイスを買ってきます!

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ケンタッキーフライドチキンと言えば…

ケンタッキーのフライドチキンと言えば、あの味付き衣のおいしさが思い浮かびますよね。公式Twitterでも、おいしさの秘密はハーブ&スパイスと伝えていますよ。


驚くことに、カーネル・サンダースが10年かけて完成させたオリジナルチキンのハーブとスパイスの配合を知る人は、世界でたった3人⁉1940年に完成したその味を、約80年以上も変えずに、今に継承しているのですね。これはかなりの企業秘密!

でも、再現レシピ研究家の稲垣飛鳥さんは試行錯誤をなんと10年も続け、やっと本家の味にたどり着いたと明かしていました。そんな貴重なレシピを惜しげもなく公開してくれるなんて、ありがたいです!

味の決め手はスパイス類とのこと。特にケンタッキー特有のスパイシーさを表現するにはバジル・オレガノ・パセリ・タイムが混ざったハーブミックスが必須なのだとか。わが家には残念ながらありません。買ってきます!

味付き衣がポイント!「ケンタッキーフライドチキン」を再現してみた!

ケンタッキーのオリジナルチキンには骨付きと骨なしの2種類があるため、手羽元と鶏むね肉の2種類を使って再現します。



【材料】(10ピース分)
手羽元…3本
鶏むね肉…約300g
塩…適量
(衣)
薄力粉…100g ※元のレシピでは「小麦粉」とありましたが、薄力粉を使用
塩…6g
砂糖…小さじ1
うま味調味料…小さじ1
ガーリックパウダー…1g
ブラックペッパー…1g
チリパウダー…適量
ハーブミックス(ドライ)…小さじ1/4 ※バジル・オレガノ・パセリ・タイムが混ざったもの
卵…1個
牛乳…75ml
サラダ油…適量

1.  ポリ袋に薄力粉、塩、砂糖、うま味調味料、ガーリックパウダー、ブラックペッパー、チリパウダー、ハーブミックスを入れ、振って混ぜ合わせます。



ガーリックパウダーは小さじ1/2杯程度、ブラックペッパーは小さじ1杯程度と、かなりの量を使う印象です。それに比べて味の決め手になるハーブミックスは小さじ1/4と控えめ。でも、このバランスが本家の味を再現する黄金比ということなのでしょう。



薄力粉とスパイス類はビニール袋を振って混ぜるので、均一に混ざりますね。混ざったらバットに広げておきます。

2.  ボウルで卵を溶きほぐし、牛乳を加えて混ぜます。



牛乳を加えると衣が鶏肉にしっかりと付き、カリッとした食感に揚がるそうです。



3.  鶏むね肉は厚さが1cmになるように開き、肉叩きなどで叩いて厚さを揃え、1ピースが45gになるように切ります。



鶏むね肉は厚みがあるので、切り開いて薄くしてから麺棒で叩き伸ばしました。



稲垣さんによると、骨なしオリジナルチキンは1ピースに45gの鶏肉が使われているとのこと。ボリューム感も再現するため45gに切り分けますが、ぴったりに切るのはかなり難しい…。3gオーバーでもよしとしましょう。

ちなみに鶏むね肉は約300g用意するので、7つに分けると、1ピース45gくらいになると思います。

4.  鶏むね肉と手羽元に軽く塩を振ります。



ケンタッキーのフライドチキンは衣に味をしっかりと付けるので、鶏肉の下味は軽く塩を振る程度です。

5.  鶏肉を卵液にくぐらせ粉をまぶします。これを3回繰り返します。



卵液→粉、卵液→粉、卵液→粉を繰り返すことで、揚げたときにカリッとした食感と濃厚な風味の衣を再現出来るそうです。



10ピースの衣付けには少し時間がかかるので、衣付けを始めると同時にサラダ油を160℃に熱しておくと、スムーズに揚げられますよ。



6.  160℃の油で10分ほどかけてきつね色になるまで揚げます。



衣付けしたらすぐに揚げるのがポイントとのことですが、一度に10ピースは揚げられないので、2~3回に分けて揚げました。

通常の唐揚げは180℃くらいの油で揚げると思いますが、今回は160℃とやや低め。低めの温度でじっくり揚げることで、鶏肉がジューシーに仕上がるそうですよ。片面を2分半ほど揚げてひっくり返す、というのを4回繰り返し、約10分かけて揚げました。

ケンタッキーで買ってきた?の家族の声ににんまり♪ 再現率はほぼ100%!



手羽元と鶏むね肉で再現した「ケンタッキーフライドチキン」です。衣の色がかなり本家に近い仕上がりになりました♪



まずは「再現骨なしオリジナルチキン」の中をチェック。程よい厚みの衣としっとりと火が入っている鶏むね肉。これはかなり期待出来ます♪

食べてみると…衣がすごくおいしい!これは本家の味をほぼ再現出来ていると思いますよ♪ 鶏むね肉もパサ付き感ゼロ!160℃で10分揚げたので、やわらかくジューシーに仕上がっています。

ちなみにケンタッキーのサラダと言えば「コールスロー」なので、キャベツの千切りと缶詰めのコーンを適量のマヨネーズで和えて添えてみました。



次は手羽元で再現した「骨付きオリジナルチキン」を実食。手に伝わる骨の感じも本家らしさが十分!

食べてみると、衣の味は同じなので当然のことながら本家らしい味わいです。ただ鶏肉部分が少なく、骨からの身離れもあまりよくない印象。この点においては手羽元なので仕方ないか、という感じでした。ただ、ケンタッキーと言えば骨付きチキン!という方には手羽元もおすすめだと思います。



再現レシピ研究家・稲垣飛鳥さん考案の「再現ケンタッキーフライドチキン」は、衣の味付けが本家そっくりに作れるレシピでした。

衣を食べるとガーリックとブラックペッパーの味がベースになっていると気づきます。そこにミックスハーブが入ることで、爽やかな風味と旨味を醸し出すことが出来るのかと感心しました。

リーズナブルな鶏むね肉と手羽元でとてもおいしく作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

紹介したケンタッキーフライドチキン公式X(旧Twitter)がこちら