【香川県民が熱愛】「ぴっぴ飯」ってなんだ⁉使い残しの野菜とお肉とご飯と…え、余ったうどんも混ぜる⁉
うどんを茹で過ぎて余らせちゃった。コシもないし表面乾いてるし、食べるのちょっとなぁ…。こんなうどんの面白い救済レシピがないか探してみたら…あった、あった、ありました!うどん県な香川県は、坂出市のご当地料理「ぴっぴ飯」なる食べもの。へーっ、探せばあるもんですね。レシピを見ると、うどんを刻んでご飯や野菜などと一緒に炒めて、和風だしやしょうゆで味付けする、とあります。さっそく試してみよう!ところで「ぴっぴ」ってどういう意味だ⁉
【リュウジレシピ】岡山県津山市のご当地麺「ホルモンうどん」作ってみた!甘辛濃厚だれが絡む絡む♪味変で罪深きおいしさ♡
香川県坂出市のご当地料理「ぴっぴ飯」とは?
キャッチーな「ぴっぴ」という響き。どんな意味かと調べてみたら、香川で今も使われている讃岐弁で、「うどん」の意味でした。子ども向けに使う幼児語だそうです。「ぴっぴはよく噛んで食べなさい!」「お昼はぴっぴでいい?」などと、お母さんがお子さんに言うのかな?かわいいですね。
さらに調べてみると、「ぴっぴ」の語源は、うどんのつゆが飛び散る様子からとか、箸の先で小さく切ったうどんをおつゆと一緒に小さな子どもが食べるとき、それを吸い込む音が「ぴっぴ」と聞こえたとか、いろいろあるみたい。
そんな「ぴっぴ」を使った、坂出市のご当地料理が「ぴっぴ飯」。うどん県として有名な香川の中でも、坂出市は製麺所の多い地域だそう。昭和40年代頃、坂出の家庭では、製麺所からたくさん買ってきたうどんが残ったときなどに、冷蔵庫にある野菜やたくあん、ご飯などを加え、あり合わせの材料で「ぴっぴ飯」をよく作っていたんですって。
うどんをおいしく残さず食べるために考えられた、坂出のお母さんたちの知恵と工夫の家庭料理と言えますね。現在は、坂出市の「B級グルメ」として地元のイベントなどに登場しているそうです。
うどんとご飯のコラボ「ぴっぴ飯」の材料と作り方
「ぴっぴ飯」を紹介していた香川県観光協会や坂出市観光協会のHPには詳しい作り方が載っていなかったので、画像などを参考に、オリジナルの「ぴっぴ飯」を作ってみます。
具材は、「これは絶対に入れて下さい!」というものは特にないようですが、紹介文に「たくあんを混ぜて炒めた…」と書いてあるので、たくあんは入れることに。このほか、わが家の冷蔵庫に余っていた豚肉、にんじん、長ねぎを入れてみます。味付けは「うどんだし」を効かせるようなので、手軽にできる、めんつゆと和風だしを使うことにしました。
【材料】1人分
茹でたうどん…約100g
ご飯…お茶碗半分くらい ※残り物の冷やご飯を電子レンジで温めて使います。
たくあん…20g
にんじん…2cm
豚バラ切り落とし肉…60g
和風だし(顆粒)…小さじ1
めんつゆ(2倍濃縮)…大さじ1
長ねぎ…約3㎝
紅しょうが…適量
サラダ油…適量
塩・こしょう…各適量
今回使ったうどんは、讃岐うどんの乾麺を茹でたもの。ぴっぴ飯を作る予定もないときにたまたま買ったうどんでしたが、偶然にも讃岐うどんでした。われながらびっくり。ぴっぴ飯を作る運命だったのかも…ね。また、たくあんは個人的に好きなのでつぼ漬けを使うことに。
【作り方】
1. うどんを粗めに刻みます。
豚肉は適当な大きさに切り、にんじんは薄い短冊切り、たくあんは粗いみじん切り、長ねぎは小口切りします。
2. 中火で熱したフライパンに油を引き、豚肉とにんじんを入れて、2~3分炒めます。
3. 2にご飯を加えてほぐし、
うどん、めんつゆ、和風だしを入れ、炒めます。火加減は中火のまま。うどんはベタベタしていたので、切ったあと水で洗って、ヌメリを落として使うことにしました。
2~3分炒めたら、たくあんと長ねぎを入れ、軽く混ぜます。長ねぎとたくあんの食感を残したかったので最後に入れることにしました。
4. 塩とこしょうで味を調えて、器に盛って紅しょうがをのせたら出来上がり。調理時間は約10分。あっという間に出来ました。「おひとり様お昼ご飯」にもぴったりですね。
長ねぎの香りが立って、食欲をそそります。ではいただきます!
おお~、だしが効いていて、おいしーーーい。ここまでおいしくできるとは想像していませんでした。われながら上出来♪ 上出来♪ ツルッとしたうどんの食感があって、ご飯で作るチャーハンとはちょっとひと味違います。おいしい♪ ご飯とうどんの食感が違うので、変化があって食べ飽きません。
豚肉を入れたことで、コクが出ているのも◎。野菜だけよりお肉を入れたほうがいいかも。たくあんの食感と甘みもアクセントになるので、これも入れたほうがいいと思います。ひと口、ふた口と食べ進めながら、にんじんの甘みを感じるな、豚肉もおいしいな、長ねぎの風味がいいな、うどんがツルッとしていいな…と味わっていたら、ひと皿、あっという間にペロリと食べてしまいました。
ベチョッとしてコシもなくなり、処分しようか迷っていた残り物のうどんが息を吹き返し、再びおいしく食べられるとは。なんて素敵なレシピなんでしょう♪ これぞ、食材を無駄なく使う家庭料理!主婦の知恵!おかげさまで、残ったうどんだけでなく、中途半端に残っていた豚肉とにんじん、長ねぎ、冷ご飯も使い切ることができました。しかも、「おいしく」使い切れたのが最高です♪
みなさんもぜひ、うどんとご飯が残ったとき、冷蔵庫の中の残り物食材を使って、坂出市のご当地料理「ぴっぴ飯」を作ってみてくださいね。
<参考文献>
WEB
「レファレンス協同データベース」
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000148949
「口コミ情報 うどんQ&A」
https://www.shikoku-np.co.jp/udon/kutikomi/index_qa.aspx
「うどん県旅ネット」
https://www.my-kagawa.jp/gourmet/feature/gourmet/bkyu
「毎日新聞~わたしのふるさと便・秘密のグルメ 香川県『ぴっぴ飯』初めてでも懐かしい」
https://mainichi.jp/articles/20210905/ddm/010/040/027000c
「坂出市観光協会~さかいでぴっぴ飯~」
http://sakaide-kankou.com/sakaidecity/%e3%81%95%e3%81%8b%e3%81%84%e3%81%a7%e3%81%b4%e3%81%a3%e3%81%b4%e9%a3%af/
【リュウジレシピ】岡山県津山市のご当地麺「ホルモンうどん」作ってみた!甘辛濃厚だれが絡む絡む♪味変で罪深きおいしさ♡
香川県坂出市のご当地料理「ぴっぴ飯」とは?
キャッチーな「ぴっぴ」という響き。どんな意味かと調べてみたら、香川で今も使われている讃岐弁で、「うどん」の意味でした。子ども向けに使う幼児語だそうです。「ぴっぴはよく噛んで食べなさい!」「お昼はぴっぴでいい?」などと、お母さんがお子さんに言うのかな?かわいいですね。
さらに調べてみると、「ぴっぴ」の語源は、うどんのつゆが飛び散る様子からとか、箸の先で小さく切ったうどんをおつゆと一緒に小さな子どもが食べるとき、それを吸い込む音が「ぴっぴ」と聞こえたとか、いろいろあるみたい。
そんな「ぴっぴ」を使った、坂出市のご当地料理が「ぴっぴ飯」。うどん県として有名な香川の中でも、坂出市は製麺所の多い地域だそう。昭和40年代頃、坂出の家庭では、製麺所からたくさん買ってきたうどんが残ったときなどに、冷蔵庫にある野菜やたくあん、ご飯などを加え、あり合わせの材料で「ぴっぴ飯」をよく作っていたんですって。
うどんをおいしく残さず食べるために考えられた、坂出のお母さんたちの知恵と工夫の家庭料理と言えますね。現在は、坂出市の「B級グルメ」として地元のイベントなどに登場しているそうです。
うどんとご飯のコラボ「ぴっぴ飯」の材料と作り方
「ぴっぴ飯」を紹介していた香川県観光協会や坂出市観光協会のHPには詳しい作り方が載っていなかったので、画像などを参考に、オリジナルの「ぴっぴ飯」を作ってみます。
具材は、「これは絶対に入れて下さい!」というものは特にないようですが、紹介文に「たくあんを混ぜて炒めた…」と書いてあるので、たくあんは入れることに。このほか、わが家の冷蔵庫に余っていた豚肉、にんじん、長ねぎを入れてみます。味付けは「うどんだし」を効かせるようなので、手軽にできる、めんつゆと和風だしを使うことにしました。
【材料】1人分
茹でたうどん…約100g
ご飯…お茶碗半分くらい ※残り物の冷やご飯を電子レンジで温めて使います。
たくあん…20g
にんじん…2cm
豚バラ切り落とし肉…60g
和風だし(顆粒)…小さじ1
めんつゆ(2倍濃縮)…大さじ1
長ねぎ…約3㎝
紅しょうが…適量
サラダ油…適量
塩・こしょう…各適量
今回使ったうどんは、讃岐うどんの乾麺を茹でたもの。ぴっぴ飯を作る予定もないときにたまたま買ったうどんでしたが、偶然にも讃岐うどんでした。われながらびっくり。ぴっぴ飯を作る運命だったのかも…ね。また、たくあんは個人的に好きなのでつぼ漬けを使うことに。
【作り方】
1. うどんを粗めに刻みます。
豚肉は適当な大きさに切り、にんじんは薄い短冊切り、たくあんは粗いみじん切り、長ねぎは小口切りします。
2. 中火で熱したフライパンに油を引き、豚肉とにんじんを入れて、2~3分炒めます。
3. 2にご飯を加えてほぐし、
うどん、めんつゆ、和風だしを入れ、炒めます。火加減は中火のまま。うどんはベタベタしていたので、切ったあと水で洗って、ヌメリを落として使うことにしました。
2~3分炒めたら、たくあんと長ねぎを入れ、軽く混ぜます。長ねぎとたくあんの食感を残したかったので最後に入れることにしました。
4. 塩とこしょうで味を調えて、器に盛って紅しょうがをのせたら出来上がり。調理時間は約10分。あっという間に出来ました。「おひとり様お昼ご飯」にもぴったりですね。
長ねぎの香りが立って、食欲をそそります。ではいただきます!
おお~、だしが効いていて、おいしーーーい。ここまでおいしくできるとは想像していませんでした。われながら上出来♪ 上出来♪ ツルッとしたうどんの食感があって、ご飯で作るチャーハンとはちょっとひと味違います。おいしい♪ ご飯とうどんの食感が違うので、変化があって食べ飽きません。
豚肉を入れたことで、コクが出ているのも◎。野菜だけよりお肉を入れたほうがいいかも。たくあんの食感と甘みもアクセントになるので、これも入れたほうがいいと思います。ひと口、ふた口と食べ進めながら、にんじんの甘みを感じるな、豚肉もおいしいな、長ねぎの風味がいいな、うどんがツルッとしていいな…と味わっていたら、ひと皿、あっという間にペロリと食べてしまいました。
ベチョッとしてコシもなくなり、処分しようか迷っていた残り物のうどんが息を吹き返し、再びおいしく食べられるとは。なんて素敵なレシピなんでしょう♪ これぞ、食材を無駄なく使う家庭料理!主婦の知恵!おかげさまで、残ったうどんだけでなく、中途半端に残っていた豚肉とにんじん、長ねぎ、冷ご飯も使い切ることができました。しかも、「おいしく」使い切れたのが最高です♪
みなさんもぜひ、うどんとご飯が残ったとき、冷蔵庫の中の残り物食材を使って、坂出市のご当地料理「ぴっぴ飯」を作ってみてくださいね。
<参考文献>
WEB
「レファレンス協同データベース」
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000148949
「口コミ情報 うどんQ&A」
https://www.shikoku-np.co.jp/udon/kutikomi/index_qa.aspx
「うどん県旅ネット」
https://www.my-kagawa.jp/gourmet/feature/gourmet/bkyu
「毎日新聞~わたしのふるさと便・秘密のグルメ 香川県『ぴっぴ飯』初めてでも懐かしい」
https://mainichi.jp/articles/20210905/ddm/010/040/027000c
「坂出市観光協会~さかいでぴっぴ飯~」
http://sakaide-kankou.com/sakaidecity/%e3%81%95%e3%81%8b%e3%81%84%e3%81%a7%e3%81%b4%e3%81%a3%e3%81%b4%e9%a3%af/