米外為市場サマリー:一時136円50銭台に上昇、約1カ月半ぶりのドル高・円安水準
4月28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=136円30銭前後と前日に比べ2円30銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=150円07銭前後と同2円30銭強のユーロ高・円安だった。
日銀が金融政策決定会合で現行の大規模な金融緩和策を維持することを決めたほか、植田和男総裁が記者会見で粘り強く金融緩和を継続していく考えを示したことで、欧米との金融政策の方向性の違いが意識され円が全面安となった。また、米労働省が発表した1~3月期の雇用コスト指数が前期比1.2%上昇(市場予想は1.1%程度の上昇)となったことや、米商務省が発表した3月の個人消費支出(PCE)物価指数が前年同期比4.2%上昇(市場予想は4.1%程度の上昇)となり、米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化するとの見方が強まったこともドル買いにつながり、ドル円相場は一時136円56銭と3月上旬以来およそ1カ月半ぶりのドル高・円安水準をつけた。一方、欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測が根強いなかユーロ買い・円売りが進み、ユーロ円は一時150円43銭と08年10月以来およそ14年半ぶりのユーロ高・円安水準をつけた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1019ドル前後と前日に比べて0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
日銀が金融政策決定会合で現行の大規模な金融緩和策を維持することを決めたほか、植田和男総裁が記者会見で粘り強く金融緩和を継続していく考えを示したことで、欧米との金融政策の方向性の違いが意識され円が全面安となった。また、米労働省が発表した1~3月期の雇用コスト指数が前期比1.2%上昇(市場予想は1.1%程度の上昇)となったことや、米商務省が発表した3月の個人消費支出(PCE)物価指数が前年同期比4.2%上昇(市場予想は4.1%程度の上昇)となり、米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化するとの見方が強まったこともドル買いにつながり、ドル円相場は一時136円56銭と3月上旬以来およそ1カ月半ぶりのドル高・円安水準をつけた。一方、欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測が根強いなかユーロ買い・円売りが進み、ユーロ円は一時150円43銭と08年10月以来およそ14年半ぶりのユーロ高・円安水準をつけた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1019ドル前後と前日に比べて0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS