お笑いコンビ霜降り明星の粗品が、4月20日、Twitterで給与明細の受け取りに関するLINEのやり取りを公開。そこに書かれていた本名が「佐々木直人」だったことで、SNS上には、

《佐々木直人さんっていうんか》

《名前がイケメン過ぎて変な声が出た》

《粗品の本名初めて知った》

　などの声があがった。2021年1月4日、自身のYouTubeチャンネル『しもふりチューブ』ですでに本名の由来を明かしている粗品だが、今回の件で、初めて粗品の本名を知った人も多かったようだ。

　粗品以外にも、芸名と本名の違いがファンに驚かれた芸能人は少なくない。最近、話題になったのが俳優・菅田将暉だ。

　菅田は、3月7日、パリで開催されたシャネルの2023/24年秋冬プレタポルテコレクションに、アンバサダーに起用されている女優の小松菜奈とともに参加。

　翌日、雑誌「ELLE Japan」の公式SNSが現地での2人の様子を動画で公開。このとき撮影したと見られる別の動画で、小松は菅田のことを「大将（たいしょう）」と紹介していたのだ。

　菅田の本名を初めて知った人からは、

《なんの大将かと思ったら本名なんや》

《大将が本名なこと知らなくて、小松菜奈が菅田将暉に「たいしょう」っていうラーメン屋の店主みたいなあだ名つけてるのかと思った》

　などの声があがった。菅田の本名が「菅生大将（すごう・たいしょう）」であることは、2020年8月14日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』（TBS系）で本人が明かしているが、今回の動画で、菅田の本名に再び注目が集まった形だ。

　2020年に『M-1グランプリ』（テレビ朝日系）を制したお笑いコンビ「マヂカルラブリー」は、野田クリステルと、その相方・村上からなるコンビだが、村上の本名が「鈴木崇裕」だったことも話題になった。

　村上自身は名前の由来について、2020年12月15日に放送された音楽番組『THE TRAD』（TOKYO FM）で、大ヒット漫画『東京大学物語』の主人公・村上から取ったと説明している。

　ちなみに、野田クリスタルの本名は、本人が2021年12月27日放送の『国民5万人がガチ投票！テレビゲーム総選挙』（テレビ朝日系）で「野田光」だと明かしている。クリスタルの由来は、人気ゲーム『ファイナルファンタジー』だという。

　菅田将暉や野田クリスタルは本名の一部を使っているが、粗品や村上のように、本名とは1文字もかぶらない完全な芸名を名乗っているケースも多い。それとは逆に、

　松坂桃李／横浜流星／米津玄師

　など、芸名だと思いきや、実は本名というパターンもある。

　こうして見ると、名前の響きは、芸能界での成功を勝ち取る上で非常に重要に思える。そういう意味で、芸名に恵まれるのも、ひとつの運なのかもしれない。