新年度を迎え、私はこの春からKBS京都テレビの競馬番組『うまDOKI』(毎週土曜日/15:00〜)でメインMCを務めています。

 4月1日から番組の出演が決定。それもメインMCだと聞いた時は、「エイプリルフールのドッキリ?」かと思ったのですが、ウソではありませんでした(笑)。

 番組に出演させていただくようになり、春のGI予想も上り調子。今回もバッチリ的中させたいと思っています。


皐月賞の予想をしてくれた、ほのかさん

 さて、今回はGI皐月賞。予想のポイントとして重視したのは、コース、距離、馬場状態、展開など、条件が異なるレースをどれだけ経験しているか。3歳馬ですから総じて経験が浅い馬ばかりですが、そのなかでも、さまざまな条件を経験し、そこで安定して力を発揮してきた馬をチョイスしました。

 本命はタッチウッドです。

 阪神・芝2000mのレースでデビュー。やや重の馬場状態のなか、逃げて2着馬に1秒差をつける完勝劇を披露しました。

 続く2戦目は、東京・芝1800mのGIII共同通信杯に出走。出遅れが響いて2着に終わりましたが、結果的に後ろから追い上げるレースを経験したことはよかったと思います。

 しかも、初の長距離輸送、初の左回り、初の良馬場など、初陣とはあらゆる面で条件が異なるなか、勝ったファントムシーフにコンマ2秒差。出遅れがなければ勝っていたかも? と思わせる内容で、"負けて強し"のレースを見せたことは高く評価できます。

 先週の桜花賞を勝ったリバティアイランドと同じドゥラメンテ産駒というのも、今"キテる"感じがあっていいですよね。そして鞍上は、レジェンド武豊騎手。桜花賞では悔しい思いをしているでしょうから、反撃への意欲は強いはず。自信の軸馬です。

 対抗はトップナイフです。

 昨年7月のデビュー戦以来、すでに8戦のキャリアがある同馬。重賞こそGIホープフルSを含めて3戦連続2着と、なかなか勝ちきれずにいますが、4着以下に終わったレースもわずか2戦だけ。皐月賞でも騎乗する横山典弘騎手とのコンビに限れば、連対率8割(5戦1勝、2着3回)と好成績を残しています。

 また、前々走のホープフルSでは逃げて2着、前走の弥生賞では3〜4番手に控えて2着と、異なる展開を今回と同じ中山・芝2000mで経験し、ともに好走しているのは大きな強み。それもハイレベルなメンバーを相手にしての結果ですから、相当なプラス要素と言えるでしょう。


軸馬に自信あり!と言う、ほのかさん

 3歳馬としては非常に経験値が高いうえ、体つきに重厚感があるのもこの馬のいいところ。これだけの実績を残しながら、そこまで人気にならないので、馬券的な妙味も大きいと思います。

 ▲はファントムシーフです。

 勝った前走の共同通信杯はもちろん、前々走のホープフルSにしても、出遅れがあったにもかかわらず4着と奮闘。能力が高い馬であることは間違いありません。過去の皐月賞を振り返っても、共同通信杯からの直行組が好走していますし、ローテーションもよさそうです。

 前走からコンビを組んでいるクリストフ・ルメール騎手との相性のよさもすでに証明済み。外すわけにはいきません。

 特注の☆はホウオウビスケッツです。

 この馬の魅力は、持ちタイムが速いこと。前々走のフリージア賞(東京・芝2000m)では逃げて1分59秒3を記録した快速馬で、このタイムは皐月賞に出走する全18頭のなかでも芝2000mのベストタイムです。

 前走のGIIスプリングSは2着に敗れましたが、重馬場も苦にしないでしっかりと優先出走権を確保。皐月賞が行なわれる週末も雨予報で、馬場が渋っても対応できる安定感は心強い限りです。

 スプリングSでは番手に控える競馬ができたことも、本番を前にしていい準備となったはず。人気はなさそうですが、大駆けに期待しています。

 △はショウナンバシット、ベラジオオペラ、フリームファクシの3頭です。

 ショウナンバシットは、馬場が渋った時のために押さえておきたい一頭です。過去5戦のうち3戦で重か、やや重のレースをこなしており、そこでの成績が2勝、3着1回。パワー型なので、雨予報が当たれば一発がありそうです。

 ベラジオオペラは3戦3勝の無敗馬ながら、そのすべてが芝1800mのレース。本番と同じ芝2000mを経験していないのは不安要素です。

 それでも、前走のスプリングS、前々走のセントポーリア賞を見ていると、勝ち方に余裕があり、1ハロンの距離延長も問題はなさそう。阪神、東京、中山と、異なるコースで勝ってきている点も、経験値という点では文句なしです。

 フリームファクシは、ベラジオオペラとは対照的に、過去4戦すべてが芝2000mのレース。そこで3勝、2着1回ですから、皐月賞はこの馬にとってベストの距離と考えていいでしょう。

 過去のレースすべてで手綱をとってきた川田将雅騎手からダミアン・レーン騎手に乗り替わりますが、レーン騎手の実力を考えれば、まったく不安はありません。好位から抜け出すレースぶりには安定感があり、実力上位の一頭と見ています。

 馬券は、本命タッチウッドを中心に勝負する予定です。買い目は、タッチウッドの1頭軸で印をつけた他の6頭に流す3連複と、タッチウッドを1着固定にして残りの6頭に流す3連単。今回も『うまDOKI』効果で勢いに乗って、高配当をゲットしたいです!

Profile
ほのか
1996年3月23日生まれ、神奈川県出身。
「可愛すぎるビールの売り子」として芸能界デビュー。
ネットを中心に話題となり、現在はバラエティ番組や
グラビアなどを中心に幅広く活躍中。
KBS京都テレビの競馬番組『うまDOKI』
(毎週土曜日/15:00〜)ではメインMCに就任した。
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