メイリ 撮影/山口京和

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色白の柔らかな“マシュマロボディー”と女神級と呼ばれる下乳を武器に、グラビアアイドルとして人気のメイリ。昨年8月には初の写真集「まいにちメイリ」、今年1月には初のトレーディングカードを発売するなど、その人気に拍車がかかっている。グラドルへと転身する意外なきっかけから、下乳を売りにした狙い、さらに今後の夢についても聞いた。

【写真】グラビアアイドルとして人気のメイリ・撮り下ろし写真【5点】

現在はグラビアを中心に活動しているメイリだが、中高生の頃からグラビアアイドルに憧れを持っていたという。

「小学生の頃から芸能界に入りたいと思ってたんですが、グラビアを見ると巨乳の子が売れていたし、巨乳になるしかないと思ってました。中学生ぐらいからは毎日豆乳を飲んだり、巨乳になるストレッチをしてました。あとは寝る前のイメージトレーニング。私は巨乳だって(笑)」

点滴岩を穿つ。その努力は高校生となると花開き、狙い通りに巨乳になった。

「身体検査の時に、周りの女の子たちが『なんか、あの子胸大きくない?』とザワザワしていて(笑)。入学した時にはDカップだったんですが、そこから年間2カップずつ上がっていきました。仲のいい友達には『また大きくなった?』といつも言われてましたし、どこまで大きくなるんだろうと若干怖さもありました」

ただインタビュー前編でも語ってくれているように芸能界に入ってからはアイドルグループでの活動が中心で、本格的に水着での仕事をすることはなかった。現在の活躍へとつながる転機があったのはOLとして働いているころだった。

「私、上京してからずっとダンススクールに在籍をしていて、そこで同じ北海道出身で気の合う友達ができたんです。その子は『私たちと同年代で起業している人もいるし、私たちも頑張って親に楽をさせてあげたいよね』と言っていて、私も『そうだね』と言っていたんです。でも、やがてその子がネットワークビジネスにのめり込んで、私もそこに誘われて。タワマンに行ってそのビジネスの師匠の話を聞いたり、人生を変えるための考え方を学ぶ講義を受けたり、夜行バスで神戸に行って2000人ぐらいの会員が集まる集会に参加したり。なかなか面白かったです。でも私はお試し期間の2〜3か月で辞めて入会はしていないんです。ただ、そこでの経験を経て、普通のOLじゃなく、もっと自分にできることで何か稼げる方法はないかと考え始めました」

自分にはアイドル時代のファンがいると、そこでメイリが始めたのがオフ会や撮影会だった。自らスタジオを予約し、スタッフも知り合いに頼んでやってもらった。

「ただ、一般人では引きが弱いんです。アイドル時代のファンの人も、活動の場がちがうとだんだんと来てくれなくなっちゃうので。なので一般人ではなく、芸能活動をしているよという方に持っていこうと思って、TwitterのDMで届いていたオファーが来てた仕事とか受けたり、撮影会に出るようになりました」

グラビア、水着に対する意識がアイドルグループ時代と変わったことも大きかったという。

「アイドルの時は、水着にちょっと抵抗があったんです。セクシーなキャラじゃなかったので。でも、その頃はアイドルを辞めていたので、フラットな気持ちでグラビアができたんですよね。自分の巨乳を活かして、 体のラインが綺麗に見えるような水着を勇気を持って着ることができました。そうしたら、どんどんフォロワーも増えて、どんどんグラビアの仕事も来るようになりました」

メイリは現在“下乳クイーン”“下乳の神”と呼ばれるなど下乳を一つの売りとしている。下乳を売りにしたのにも狙いがあったという。

「下乳を売り始めたのは、OL時代にグラビアに目覚めた頃です。撮影会で水着を着てみたら『私の胸ってキレイじゃない?特に下乳のラインがふわふわでまん丸!』と思って。これはなかなかいないレベルだと感じたので売りにし始めました。普通の水着ってヌーブラとかで盛れちゃうじゃないですか? でも下乳を出すには本当に巨乳じゃないとできないので、他の人との差別化を図れる。あと私ってすごく肉質が柔らかいので、そのふわふわ感が下乳から伝わりやすいかなと思ってました」

現在、武器である下乳のケアにも気をつけている。

「マッサージをしてちゃんとほぐすことは大事ですね。あとお風呂に入ってる時以外は必ずブラをつけています。寝る時もです。胸が下向きになったら、下乳って見えなくなっちゃうので、上向きでいないといけない。バストのエステにも通っています」

メイリのもう一つの武器がお尻だが、こちらもケアは怠らない。

「私は肌が白いので、ちょっと床に座ったりしただけでも、お尻にこすれ痕みたいな色素沈着とか赤みが出やすいんです。だから直接床に座らないようにしています。エステでもお尻のケアをしてます。普通の人が顔にするようなレーザーをお尻にしたり、とにかくアイドル時代と変わって体のケアにお金をかけるようになりましたね。月20〜30万円ぐらいかけてるかも」

メイリが他の多くのグラビアアイドルと違う点は、グラビアを明確にビジネスとして捉えている点だ。多くの特に若いグラビアアイドルはグラビアをきっかけに女優やバラエティータレントへの転身を夢見るケースが多い。

一方、メイリの場合は撮影会やファンクラブなど自分の収入となる活動を第一に考え、そのプロモーションとしてDVDなどのグラビアを使っている。しっかり地に足がついているのだ。

「ここ1年は写真集やカレンダー。トレーディングカードも出させてもらいました。ただ、そうした作品で得られるお金って入ってくるタイミングが不安定じゃないですか。なので月々の安定収入として撮影会、あとは毎月発売するチェキ通販などがあります。最近ファンクラブも新しいサイトに移行したんですが、今のところ、順調に会員は伸びています」

さらに安定収入を得られることで、自身への投資も躊躇なくすることができる。

「グラビアを始めたことでルックス、ポージング、衣装と自己プロデュースに目覚めました。だからお金をかけられるところにはしっかりかけちゃうんですよ。かけたお金は別のルートで売れて回収すればいいので。そこは惜しみなく使っていますね」

グラビアと並行して、この春からは再びユニット活動も始める。「ロック×毒系」をテーマにした7人組「ギャンビーノ×2(ギャンビーノギャンビーノ、略称ギャンギャン)」のメンバーとして5月にデビュー予定だ。

「ユニット活動自体は好きで『clip clip』を卒業した後も、友達と『MORE RAVISH』という3人組アイドルをやっていたこともありました。事務所に所属しないでやるユニット活動って、自分たちの好きなことができるし、気負いなくやることができる。運営と衝突することもない。今はグラビアで収入的に余裕もできたので、もう趣味でやれるかなと思えたことも大きかったです。あと最近、運動不足でその解消という面もあります(笑)」

グラビア活動も順調で、2月28日には12作目のDVD「ミス・セクシャル」をリリース。5月31日には13作目のDVD「貴方のものにして」が発売する。さらにグラビアでも目標があるという。

「去年初めて週刊実話さんとMEN’S DVD SEXYさんで、表紙をやらせてもらったんです。今年も表紙をやれたら、ファンの方も喜んでくれると思うので今年もやりたいですね。私は大人になってからグラビアを本格的にやっているので、王道グラドルの子とはルートが違うから難しいかもしれませんが、ぜひ青年誌の表紙をやりたいです!」

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