【武豊日記】クラシックに繋げていきたい
ジャックドールが本当に素晴らしい走りをしてくれて、大阪杯を制覇。その前の香港カップが初騎乗で、いいレースができなかったのに続けてチャンスをもらえたことが深く心に沁みました。それだけに結果で応えたい気持ちがすごく強かったのですが、最高の形で結実して本当にうれしい勝利になりました。
久々のG1勝ちは小さな節目の80勝目。54歳と19日での勝利は、岡部さん(幸雄元騎手)の53歳11ヶ月27日を抜いての最年長だそうで、そこだけを強調されると年齢がばれるので照れくさいのですが、自慢は最年少G1勝利の記録も持っていること。’88年(昭和63年)のスーパークリークでの菊花賞優勝がそれで、19歳7ヶ月23日でした。
さて、ジャックドールにもらった勢いを、今週から始まるクラシックに繋げていきたいものです。桜花賞はディープインパクト産駒の最終世代から出たライトクオンタムが相棒。弟の武幸四郎調教師の管理馬です。先週の追い切りにまたがった感触はそれほどでもなかったのですが、今週は調教師が騎乗して上々の動き。しっかり上向いているようで楽しみです。また、来週の皐月賞も幸四郎厩舎のタッチウッドで、こちらは今朝のウッドチップコースでの追い切りの感触も良かったです。
昨年の桜花賞は、幸四郎厩舎のウォーターナビレラでハナ差の2着。ほぼほぼ勝っていた内容だけに、悔しい気持ちを思い出してしまいました。1頭強い相手がいますが、逆転を目指します。