「サルの次」がトレンド入り 更迭の立憲・小西氏の後任に元TBS・杉尾秀哉氏就任でささやかれる「人材不足」
小西洋之議員(左)と参院内で話し合う杉尾秀哉議員
立憲民主党は4月3日、参院憲法審の野党筆頭幹事に、杉尾秀哉議員が就任することを決定した。毎週、開催される衆院憲法審を「サルのやること」などと発言し、更迭された小西洋之議員の後任。
この人事について、SNSでは冷ややかな声が飛び交っている。
《何で後任に同類をあてるの… 無意味じゃん…》
《立憲も人材不足が深刻なようだ…》
「杉尾氏は、元TBSの記者・ニュースキャスターで、2016年の参院選で初当選しました。いわゆる“モリカケ問題”では、小西議員とともに与党を執拗に追及。この3月の国会でも、いわゆる『小西文書』に乗って、高市早苗経済安保担当大臣に何度も辞任を求めました。15日の参院予算委員会では『高市大臣の言ってることはまったく根拠がないんですよ。まったく信用ができません』と迫るも『私が信用できない、答弁が信用できないんだったら、もう質問なさらないでください』と切り返され、言葉を失う場面がありました」(週刊誌記者)
また《小西さんの後任が杉尾さんって。サルの次はオウムですか。まるで動物園ですね》というツイートが注目を集め、Twitterでは「サルの次」がトレンド入りした。
「杉尾氏はオウム真理教事件当時、『JNNニュースの森』のメインキャスターをつとめていました。1994年の松本サリン事件では、当初、容疑者と疑われた河野義行さんに対し、犯人と決めつけたような質問を浴びせています。杉尾氏が2016年の参院選に出馬した際、河野さんは講演会で『間違った報道は、自殺者が出るくらい危険なもの』『命を軽いものと見ている。私にはそんな風に思えてしまう。そういうような人が国政にチャレンジすると言っても、本当にこの人たちが国民の命を守れるのか』と、名指しこそしませんでしたが、杉尾氏を暗に批判しています。
オウム真理教に関してTBSは、放送前のビデオを教団に見せた、といった問題などがあり、当時の報道に関わった杉尾氏らの責任を問う声は、いまも根強くあります」(前出・週刊誌記者)
当の杉尾議員は4月4日、Twitterを更新。
《今朝は8時からの党憲法調査会に出席しました。小西洋之さんが参院憲法審査会筆頭幹事を降りたため、私が党憲法調査会の会長代理に就く事が決まったためです。憲法論議が大変重要な局面に差し掛かっているだけに、戸惑いと共に改めて身が引き締まる思いです》
と投稿した。このツイートに対しては
《降りたじゃねぇだろ あなたの言うことは全く信用出来ない》
《立憲民主党にはつくづく呆れ果てます。小西文書の援護射撃を行っていた杉尾議員が後釜って、、一体あなた方は選挙で勝つ気あるんですか??》
と、皮肉めいたコメントが並んでいる。