ロンジンが誇る複雑機構を搭載した「ロンジン スピリット フライバック」

写真拡大 (全5枚)

パイロットウォッチの名門・ロンジンが、フライバック機能を搭載した新作クロノグラフ「ロンジン スピリット フライバック」(64万1300円〜65万6700円)を発表しました。

創業以来2世紀近い歴史のなかでロンジンが産み出した、革命的な実用機構を搭載したハイエンドなクロノグラフは、シースルーバック越しに魅せる最新キャリバーの精緻な動きにも注目です。

1832年にスイス・サンティミエにて、創業者オーギュスト・アガシ氏の手によって設立された時計組立工房に端を発するロンジン。いわずと知れたスイス高級時計の名門ですが、実力を一躍知らしめたのは、やはり時計史に名を残す革新的な航空時計の数々です。ロンジンの確かな技術は、チャールズ・リンドバーグ氏による世界初の太平洋横断をはじめ、さまざまな偉業の達成に寄与する存在となっていました。そのひとつとして考案されたのが、クロノグラフに搭載されるフライバック機能です。

ここでざっくりおさらい。フライバック機能とは、タイム計測中にボタンを1回押すだけで計測中の作業をリセットし、即座に新規の計測をスタートする機能のこと。停止・リセット・リスタートを一気にこなすこの機能は、パイロットには欠かせないもの。異なる飛行ステージの時間や速度を連続して確認できるようになり、よりスムーズなナビゲーションを実現できるようになったのです。

ロンジンは、フライバック機能について、世界初の特許登録を1935年に申請。以来90年近くにわたり、フライバックを搭載する幾多の名品を世に送りだしてきました。

新作「ロンジン スピリット フライバック」は、こうした長い歴史と伝統をバックグラウンドに誕生した、最先端のパイロットウォッチ。ムーブメントにはCOSC認定のクロノメーター、自社製自動巻きエクスクルーシブ キャリバー L791.4を搭載。シリコン製ヒゲゼンマイが、高い耐磁性と68時間のロングパワーリザーブを実現しています。

サイズは手元の動きを妨げにくい42mm。経過時間の測定に欠かせない双方向回転ベゼルには、カラーセラミック製インサートと夜光塗料のマーカーを施し、視認性を確保しています。

もうひとつ特筆しておきたいのが、ムーブメントの動きをつぶさに観察できるシースルーケースバックです。シースルーバックの採用は、「ロンジン スピリッツ」コレクションでは初。ローターの上に刻まれたブランドロゴと「LONGINES FLYBACK」の文字、その背後に金色で彩られた地球儀パターンの堂々たる姿をサファイアクリスタル越しにつぶさに眺められるのは、ファンにとってはこの上ない喜びとなりそうです。

ダイアルはブラックまたはブルーのサンレイ仕上げ。ブラックダイアルモデルにはバリエーションとして3連ブレスレット(65万6700円)とブラウンレザー(64万1300円)の2タイプを、ブルーダイアルモデルには3連ブレスレット(65万6700円)とブルーファブリックストラップ(64万1300円)の2タイプをラインナップ。脱着容易なインターチェンジャブルシステムを採用しているので、好みのストラップに付け替えて、自分らしいアレンジを楽しむのもいいですね。

>> LONGINES

<文/&GP>

 

【関連記事】

◆伝統と革新の融合。「ロンジン パイロット マジェテック」は初代1935年モデルがルーツ
◆歴史的モデル「ロンジン ウルトラ-クロン」が53年の時を経て復刻
◆大空に挑んだ偉大な先駆者たちの歴史を反映した「LONGINES Spirit」