大人のビストロデートならここへ!温かで開放的なムードが心地良い
2010年のオープン以来、温かな雰囲気で住民に愛され続けてきたビストロ『メゾン サンカントサンク』。
13年目を迎えた代々木上原の“街の顔”が、2022年11月に移転&リニューアル。
駅近という立地条件は変わらないが、ゆったりと寛げる店内へとアップグレードを果たした。
この店が地元民を中心に愛され続ける理由を、改めて紐解いていこう!
キッチンの熱気が感じられる臨場感と大人のムードを兼ね備えた開放空間
調理の様子をダイナミックに楽しむならカウンター、よりリラックスして食事するならテーブルと、さまざまな用途に応じてデートを盛り上げてくれる
移転前は、駅前の古い一軒家を持ち前のセンスでアレンジ。カウンターメインの2階、屋根裏を彷彿とさせる3階と、各フロアで趣を変えていた。
洒脱なオープンキッチンも備わっており、どこに座っていてもシェフやスタッフたちの躍動感が伝わってくる。
『AELU』があった場所に移転!
駅前ながら、住宅街に差し掛かる手前の一角に佇み、夜は静けさが漂う。『AELU』は同じビルの4階に入った
元は『AELU』のあった場所だが、丸山さん曰く「各店の役割を明確に整理する必要があった」と、同店は上階でうつわギャラリーに。
さらに、テラス付き物件は界隈で珍しく「パリでは当たり前の、テラスでワイン」をこの街で実現すべく、『メゾン サンカントサンク』を移した。
名物もアップデート!
「前菜の盛り合わせ」2,500円。キャロットラペの他、キノコと海藻のマリネや鮮魚のフリットなど、温度差も楽しめる
決断した理由にはシェフの存在も。フランスで修業した藤代将平さんは「技術もセンスもずば抜けた逸材」。
創業時から続く「前菜の盛り合わせ」に温菜を盛り込む他、産地にこだわった季節の野菜によって、メインディッシュの表情を巧みに変化させている。
中が一面ロゼ色の焼き上がりも見事な「北海道産 蝦夷鹿」3,800円。
シェリービネガーを合わせたソースの完成度も高い。
カウンターに座れば、フルフラットですべてを見渡せるアイランドキッチンを目前に臨む。
左奥には、ハードリカーなども並ぶバーカウンターも用意
どれもが大人のツボを押さえたリニューアルで、肩肘張らずとも、艶やかな夜を過ごせるはずだ。
旧店跡地には“ピタサンド”専門店をオープン!
新業態となる“ピタサンド”専門店『ラ・ピタ・ドゥ・メゾン サンカントサンク』。
ひよこ豆のコロッケが入る「ファラフェルサンド」(1,400円)など、フレンチならではの惣菜を詰め込んだパリのソウルフードで早くも話題だ。
「心は居酒屋、技はフレンチでもっと笑顔を増やしたい」
調理師専門学校を卒業後、以前は外苑前にあった『ラミ デュ ヴァン エノ』でフレンチの基礎を学ぶ。
都内ビストロなどで料理長を経験後、代々木上原『ブラッスリーベック』へ。2010年『メゾン サンカントサンク』を開業する。
2013年には、株式会社シェルシュを設立。『メゾン サンカントサンク』をはじめとする直営レストランを運営する他、店舗コンサルティングやプロデュース、メニュー開発など、ディレクション業務も数多く手掛けている。
「食のいろいろな楽しさを代々木上原から提案していきます」と意気込む。
◆
『メゾン サンカントサンク』の他、モダン居酒屋『ランタン』、地元で長く愛されたおでん屋をそのまま受け継いだ『ごらく』、食器専門店『AELU』…と、丸山さんの挑戦は代々木上原界隈に集中する。
彼がこの街にこだわり続けるのはなぜなのか?
東京カレンダー最新号では、オーナー・丸山さんの「代々木上原の地で食にかける思い」をインタビューしています!ぜひチェックしてみてください。
■店舗概要
店名:メゾン サンカントサンク
住所:渋谷区西原3-12-14 西原ビル 1F
TEL:03-5738-8068
営業時間:ランチ 12:00〜(L.O.14:00)
ディナー 18:00〜(L.O.21:30)
定休日:日曜、不定休
席数:カウンター10席、テーブル20席
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