宇宙のロマンを腕元に。星団“すばる”を表現するオリエントスター「メカニカルムーンフェイズ M45」
西洋ではギリシャ神話に登場する月の女神アルテミスに仕える7人の姉妹の名で知られ、また日本でははるか平安時代に清少納言『枕草子』の一節に登場するなど、古来よりその美しさで人々を魅了してきたプレアデス星団こと「M45」。
この美しい星々をモチーフとした時計が、この春オリエントスターの限定ウオッチ「メカニカルムーンフェイズ M45」(30万8000円、31万9000円)として登場。宇宙の奥深い神秘とロマンを感じさせる、壮麗な美しさを紹介します。
地球から約440光年も離れた彼方の距離から、同じ星間ガスの中で生まれた兄弟星として美しい瞬きを見せるプレアデス。日本では“すばる(昴)”の名前で、冬に見頃を迎える星座として広く親しまれている天体です。
4月20日よりオリエントスターのクラシックコレクションに登場するのは、そんなプレアデスの神秘的な美しさをダイヤルに映した特別モデル。ベースになっているのは、初代オリエントスターから受け継ぐタイムレスで普遍的なデザインコードですが、注目すべきは意匠を凝らしたブルーグラデーションのダイヤルです。
▲「RK-AY0117L」
もともと複雑な製造工程や高度な技術を駆使した華麗なデザインで知られるオリエントスターですが、このモデルでは、まずダイヤル全体に細かな型打ち模様を施すことで、満天の空で思い思いに瞬く無数の細かな星々を表現。次に独自に調合された塗料をグラデーション専用機で塗布。センター部分の明るいブルーから外側に向かって深いブラックへと変化する濃淡のグラデーションによって、底知れない宇宙の神秘を表現し、さらにこの塗装面を通常のクリア塗装より厚く透明なラッピング塗装で覆うことで、星々の神秘的な輝きをつややかな光の中に封じ込めています。
12時位置にはパワーリザーブ残量を示すインジケーターを、6時位置には指針式カレンダー機能を併せ持ったムーンフェイズをレイアウト。センター針とインジケーター針は深く鮮やかなブルーの蒸着メッキを施すことで、ダイヤルのグラデーションとの一体感を演出しています。
一方、インデックスにはクラシカルなローマ数字を採用。マットブラックのプリントは一見控えめな印象ながら、手の込んだ複数回の重ね印刷が独特の陰影を作り出しています。さらに数字の外側には、星団の中でひときわ輝く明るい星を想起させるゴールドのドットを小さく添えて、7人姉妹にも例えられた可憐な美しさを印象付けてくれます。
ダイヤルの神秘的な美しさを引き立てているのは、医療用にも用いられる高級ステンレス素材・SUS316Lに⿊メッキ加工を施したラウンドケース。49mmというケースサイズはかなり大ぶりですが、フチ部分が狭くデザインされているために華麗なダイヤルの青色がその存在感をいっそう際立ったものに感じさせます。
▲「RK-AY0118L」
限定数量はメシエカタログでの掲載ナンバーにちなんだもので、公式オンラインストア・with ORIENT STARにおいてわずか45本のみ取り扱うという実に希少な限定モデル(30万8000円)。またプレステージ認定ショップでは通常モデルの本ワニ革ベルトに加えてもう1本、コードバン皮革の替えベルトを同梱したセットを145本の数量限定で発売します(31万9000円)。もはや芸術の域に迫った美しいブルーダイヤルは、時計ファンなら一見の価値ありです!
>> ORIENT STAR「メカニカルムーンフェイズ M45」
<文/&GP>
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