Microsoft傘下のMojangは3月15日(米国時間)、「Minecraft for Chromebook」(統合版:Bedrock Edition)の早期アクセス版をリリースした。

早期アクセス版は以下の要件を満たす一部のChromebookに提供が制限されており、Google Playストアから購入する。

OS:ChromeOS 111

プロセッサ:Intel Celeron N4500、Intel i3-7130U、Mediatek MT8183、Qualcomm SC7180以上

メモリー:4GB以上

ストレージ:ゲーム用に1GB以上

価格はChromebook用早期アクセス版とAndroid用のバンドルが19.99USドル、Android用(6.99USドル)からのアップグレードは13.00USドル。

早期アクセス版は、フレンドとのクロスデバイス・プレイ、Minecraftマーケットプレイスへのアクセス、Realmsの利用を含むフルバージョンだ。正式版をリリースする前に、提供を一部のChromebookに制限した早期アクセス版で実際に使用されているデバイスでのパフォーマンスを確認し、バグの修正や最適化を進めて、より多くのChromebookユーザーに「Minecraft for Chromebook」を提供できるようにする。正式版のリリース時期は未定。



学校での採用の増加でChromebookを持つ子供が増え、Chromebook用のMinecraftを求める声が高まっていた。Microsoftは2020年に、プログラミング教育を目的とした「Minecraft: Education Edition」のChromebook版をリリースしたが、同エディションの利用には「Office 365 Education」や「Office 365 Commercial」のような学校や団体向けのライセンスが要求される。またはLinuxを動かすことでChromebookでJava版のMinecraftを遊べるが、Linux環境を扱える知識が必要であり、Java版はハードウェア要件が高く、マルチプレイがJava版同士に限られる。「Minecraft for Chromebook」の登場によって、PC、iOS、Android、ゲーム機(Xbox、PlayStation、Switch)といった様々なデバイスのバージョンがあり、異なるデバイスのプレイヤーとのマルチプレイが可能な統合版の輪にChromebookが加わる。