3月13日、元東京都知事で、参議院議員の猪瀬直樹氏がTwitterを更新。

《3月13日、マスク解禁のはず。小雨で花粉も飛んでいない。にもかかわらず9割が路上マスク。だから不気味なんだよ、花粉症の人が2割か3割いてマスクしたとしても9割にはならないんだよ。個を滅して同調圧力に進んで身を投じる日本人、第二次世界大戦下と変わらない。眼を覚ませ!》

 と持論を展開した。このツイートには、賛成の声がほとんど寄せられず、非難が大量に投稿されている。まずは、

《花粉飛んでるんです 小雨だからってゼロになるわけじゃないんです》

《花粉はそんなに甘くないんだ》

 と「花粉症組」が猛反論。さらには、

《誰もマスク着用は強要していません。体調管理のため、人と接する際の配慮その他…それぞれがそれぞれの考えで着用しているのです。マスクに関して同調圧力と言うものは存在していないと思いますが。むしろ今は「外せ」の方が同調圧力に感じますよ。貴方の今の言葉がそうです》

《以前に比べてノーマスクの人も少しずつ増えてきたし、一気にマスクを外すことを求めなくてもいいんじゃないかなぁ…3月13日はそのきっかけであって、少しずつ世の中の変化を見ていかれませんか?》

 などの意見も多数ある。

 猪瀬氏は以前から “脱マスク” を提唱。2022年10月、参院予算員会で初めて質問した際も「マスクを外してお話しさせていただきます」とノーマスクで登壇。「日本人のマスクは外国人から『令和のちょんまげ』と言われている」などと述べ、委員長からマスクをつけるよう注意されたこともある。

 その後も、

《陽だまりの老夫婦。なぜマスクをしているのだろう?不思議の国・日本。この後、横を通ったらご挨拶してくれたので会釈を返したが、誰なのかわからない。やはりマスクは不自然で変ですよね。感染症の専門医がいまだに恐怖を煽り続ける異常、5類移行にもたついた政府の責任は大きい》(2月18日)

マスクはもはや感染対策としての意味はない(花粉症は別)。マスクをしている理由は恥ずかしいなど別の理由》(2月25日)

 と、ことあるごとに “脱マスク” を訴え続けてきた。

 晴天に恵まれた3月14日16時、本誌記者は東京・表参道で、街ゆく若者たちのマスク着用率をカウントしてみた。すると100人中、マスク着用は76人。だが、マスクをしていない24人のうち、約半分が外国人と思われる人たちだった。

 猪瀬氏が「不気味」という現象は、まだしばらく続きそうだ。