【花粉症クイズ】部屋を換気するのは「朝」ではなく気温が下がる「夕方」が良い…〇か×か?その理由は?

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看護師のmocaです。3月に入りいよいよ本格的な花粉シーズンが到来しました。花粉がたくさん舞っているこの時期は、部屋の空気を入れ替えたくても、窓を開けるのがためらわれますよね。2月9日放送のテレビ番組『バゲット』では換気に最適な時間について、クイズを出題し解説していました。そこで今回は花粉の時期の適切な換気法やお掃除方法について詳しく解説していきますね。

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花粉症対策クイズです!

以下のクイズは『バゲット』で出題されていたものです。

「朝、換気をしようとしたが、窓を開けると花粉が入ってくる!と思い、夕方気温が下がってから窓を開けてレースのカーテンを引いてから換気した」
この文章で間違いはどこだと思いますか?


正解は…







「夕方に換気をした」という部分です。
なぜ夕方に換気をしてはいけないのでしょうか?

時間帯による花粉飛散量の変動について

番組で解説していたのは九州大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師の村上大輔医師。
「花粉は朝から夕方にかけて飛散しているため、夕方に窓を開けるのはおすすめできません」とコメントしていました。

スギは朝に開花するため早朝から昼間にかけて飛散量が増加していき、11時~14時が花粉飛散のピークとなります。
14時以降は一旦落ち着きますが、夕方になるにつれて気温が下がると空気の対流が起きて落ちていた花粉が舞い上がり飛散量が再び増加するんです。


出典:イラストAC

では換気するのはいつがいいのでしょう。
村上医師が推奨する時間帯は、花粉があまり飛んでいなくて部屋に侵入してきにくい『22時~0時』ということでした。

深夜の換気が難しいという場合はスギが開花する前の早朝5時~6時の時間帯もおすすめです。
もし深夜や早朝ではなく昼間に換気をしたいという場合は、次の点に気をつけてみてください。

それでも昼間に換気するなら…守ってほしいポイント

換気の時に窓を開けるのはたった10㎝程度で大丈夫なんです。
そのときにレースのカーテンは引いたままにしておきましょう。

なんでも環境省の「花粉症環境保全マニュアル」によると、レースのカーテンを引くことで花粉の侵入をおよそ1/4も減らすことができるんだそうです。

ちなみに雨の日には花粉が地面に落ちているので花粉が入ってきにくいです。
一方、雨が降った後は花粉が飛びやすくなるので長時間の換気は控えましょう。
換気時間は10分程度で十分な効果が得られますよ。

花粉の時期はこまめに掃除を

玄関ドアの開け閉めだけでも花粉は舞い込んでくるので、花粉をきちんと除去して室内に溜め込まないようにすることが大切です。


出典:イラストAC

床掃除のベストタイミングは朝一番や帰宅時
人がいない時には花粉やほこりは床に落ちますが、人が歩き回ると舞い上がってしまうので、花粉が床に落ちているこのタイミングに掃除をするのが効果的です。

掃除で舞い上がった花粉を鼻や口から吸いこんでしまうとせっかくの掃除も逆効果。
花粉を舞い上げないように次のような工夫をしましょう。

・部屋を加湿しておく
花粉は水を含んで重くなると床に落ちやすくなります。
掃除をする前に部屋の湿度が50~60%になるように加湿しておくと、花粉を舞い上がりにくくすることができます。

・掃除機の前に拭き掃除する
花粉の粒子は非常に小さく掃除機のフィルターを通り抜けてしまうため、最初に掃除機をかけると排気と一緒に花粉を舞い上げてしまうんです。
掃除機をかける前にお掃除ワイパーや濡れ雑巾などで拭き掃除をすると花粉の舞う量を最小限に抑えることができますよ。



・花粉がたまりやすい場所を掃除する
花粉が侵入してくる窓のサッシや、静電気が発生するテレビやパソコンなどの電化製品には花粉がたまりやすいです。
ハンディモップや掃除用ウェットシートなどを使って十分に掃除を行いましょう。

換気や掃除をする時は同時に空気清浄機をフルパワーで稼働させておくと、空気中に舞った花粉を除去することができますよ。
春を少しでも快適に過ごせるように、花粉対策は万全に行っていきましょう。