【光熱費節約】炊飯器で「すき焼き」作ってみた!圧力でやわらかさレべチ~♪ネギや白菜とろっとろ~♡

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管理栄養士のともゆみです。先月のわが家のガス代を見て、ホントにびっくりしました。ニュースでガス代高騰のことは知っていましたが、まさかここまでとは…。愕然としたわたしの目に飛び込んできた映像が、ガスを使わない調理アイデア。テレビ番組『我流しか勝たん!』では、なんと炊飯器ですき焼きを作っていたんです。どうやらガスを使うより電気の方がお得らしい。しかも炊飯器だと野菜がやわらか~く仕上がるって♪さっそくやってみよう!

【すき焼きの裏ワザ】高級料亭の味を安価で再現する方法を試してみた♪え、割り下が白いんですけど…

ガスを使わず何で作るの?

「すき焼き」を普通に作ると、具材を鍋に入れて火にかけて煮立たせますよね。これが本流。
では我流はと言うと…

「炊飯器」
を使って作るそう。具材と割り下を入れて炊飯スイッチを押します。

光熱費、どのくらい違うの?

この方法を教えてくれたのは、料理研究家の桃世真弓さん。ガスで「すき焼き」を作ると、1回につき約18円かかります。「炊飯器で作ると、年間で言うとガスで作るよりも1700円ほどお得になります。炊飯器は圧力がかかるのでよりやわらかくなりますし、トロトロになるので、味が染みている感じに出来上がります。」

炊飯器って電気代が高いのかと思っていましたが、ガス代よりお得なんですね。そして、光熱費も年間にするとこんなに差が出てしまうなんて。しかも炊飯器でおいしく作れるならやってみる価値ありですね~♪

「炊飯器で作るすき焼き」の材料と作り方

わが家の3合炊きの炊飯器でギリギリ入る分量です。

【材料】
牛薄切り肉…150g
白菜…1/16個
豆腐…1/2丁
長ねぎ…1/2本
えのきたけ…1/2パック

(割り下)
しょうゆ…大さじ2
砂糖…大さじ1と1/2
酒…大さじ2
水…50ml



【作り方】
1.食材を切ります。普通サイズだととろけてしまうので、大きく切ります。牛肉は一口大に、白菜は大きくざく切りにします。豆腐は3等分に、長ねぎは大きく斜め切り、えのきは石づきを切って割きます。

2.ボウルに割り下の調味料を全て入れ、混ぜ合わせます。



3.炊飯器に白菜、長ねぎ、豆腐、えのき、牛肉の順で重ねて入れます。2の割り下を入れ、普通炊飯で炊きます。



4.炊き上がりました。



5.牛肉が塊になって、くっついていたので、箸で剥がします。やわらかいので簡単に剥がせますよ。



6.皿に盛り付けて出来上がりです。



材料入れてスイッチポンでとろとろホロホロ♡

これ、作るのすご~く簡単です。材料を切って炊飯スイッチを入れるまで、約5分。あとはほったらかしっていう、光熱費節約料理!手間いらずなうれしい料理ですね!

食べてみるととてもやわらかく、白菜や長ねぎはとろっとろです。牛肉はホロッとしていて豆腐は味染み染み、よく煮込んだような味わいに仕上がっています。しゃきしゃき食感のえのきたけが口の中でいいアクセントに。全体的にやさしい味付けになっていて、「すき焼き」というより「すきやき風煮込み」。煮物のような味わいです。特に味の染みた豆腐がおいしかったので、次に作る時には豆腐を増やして「肉豆腐」風にしてみたいと思います。

すき焼きと組み合わせたい副菜とは?

すき焼きには、牛肉をはじめ、野菜、きのこ、大豆製品などいろいろな食材が使われています。そのため、たんぱく質やビタミンなどいろいろな栄養素を摂取できるのがいいところ。ただ、すべての栄養素が入っているわけではないので、献立を考える際は、出来れば別の栄養素のものを合わせたいもの。上記のレシピに使われていない食材で組み合わせたいおかずをいくつか紹介していきますね。

トマトサラダ…トマトを一口大にカットし、刻み玉ねぎと千切りにした青じそをフレンチドレッシングで和えます。口の中をさっぱりとさせてくれます。緑黄色野菜であるトマトと青じそを使って抗酸化作用のあるβ‐カロテンを補えます。

ほうれん草のゴマ和え…茹でて水気を絞ったほうれん草に白すりゴマ、砂糖、しょうゆを加えて和えます。緑黄色野菜のほうれん草はβ‐カロテンとビタミンCを、ゴマは血液サラサラにする不飽和脂肪酸を含みます。

きゅうりとワカメの酢の物…輪切りにして塩少々を振り、水気を絞ったきゅうりと熱湯で戻した乾燥ワカメを酢、塩、砂糖で作った合わせ酢で和えます。きゅうりに含まれるカリウムがむくみ予防に、ワカメに多いヨウ素は全身の新陳代謝を促し、水溶性食物繊維が便秘対策に役立ちます。

その他、魚介類やいも類なども使われていないので、組み合わせると別の栄養素を摂取できるのでおすすめです。

とにかく簡単に出来るのに、よく煮込んだような味わいです。味付けもちょうどよく、強い甘辛味ではありませんが、とてもおいしいです。何度でも作りたくなりますよ。ぜひお試しください。

参考文献:
からだのための食材大全 NHK出版