広島県内の公立高校のトップを切って、広島市内の安芸高校で卒業式がありました。高校生活をコロナに翻弄された生徒たちは「基本、マスクなし」の卒業式にどう臨んだのでしょうか。

卒業生

「外さないでーす。恥ずかしい。3年間顔を隠してきたから。」

「まだコロナが怖いのもあるし、マスクに思い出があるので最後まで付けたい。」

政府の方針を受けて、2023年はようやく「マスクなし」の卒業式となりましたが、安芸高校では卒業生79人のほとんどがマスク姿で式に出席しました。

広島県教育委員会は、国の方針に従って生徒と教職員には式の間、マスクを外すことを基本にしていますが、強制ではありません。

入学したときからコロナに振り回され、高校3年間で文化祭が1度しかなかった、という生徒たちにとって、急にマスクを外すのは少しハードルが高かったようです。

しかし写真撮影の時ばかりはマスクを外し、晴れ晴れとした笑顔を見せていました。

安芸高校は、2022年春から募集を停止していて、現在の2年生が卒業した後、廃校となる予定です。