笑福亭鶴瓶&ももいろクローバーZによる、トークバラエティー番組『桃色つるべ』(カンテレ)が、2月26日(日)、3月5日(日)深夜25時からの2週にわたり放送される。


2月26日の放送は、“R-1グランプリ直前SP”。2010年大会優勝のあべこうじ、2011年大会優勝の佐久間一行、2016年大会から5大会連続で決勝に進出したおいでやす小田が登場。

昨年末に行われた「M-1グランプリ」でウエストランド・井口がネタ中に放った「R-1には夢がない」という言葉に対して、あべは「夢がないとは言わないが、吉本内でもM-1に比べて、R-1は下にみられている」という。M-1は優勝すると新幹線のグリーン車に乗れるようになるが、R-1は優勝してもしばらくは普通車のまま。そんな中、佐久間は、とある事件がきっかけで会社の上層部と話し合い、グリーン車に乗れることになったとうれしそうに報告する。


一方、優勝していないのにゲストに呼ばれたことを、ももクロメンバーにいじられるおいでやす小田は、2023年大会の準決勝の審査員を引き受けたことをツッコまれ、「R-1には恩義があるから頼まれた仕事は全て引き受ける!」と言うものの、2021年大会から芸歴10年以内という出場制限が出来たせいで、自らが出場できないことには不満があるとこぼす。ほかにも、ファイナリストだからこそ分かる優勝する人の条件や、今大会の注目芸人など、R-1についてのそれぞれの思いを熱く語る。



3月5日の放送は、“大阪でくすぶっている芸人SP”と題し、祇園とセルライトスパが登場。

祇園の夢は、大阪で人気者になりNGK(なんばグランド花月)の看板になること。後輩には“どんどん東京進出をしてくれ!”と願っているというが、セルライトスパだけは東京に行って欲しくないと語る、その思いとは?祇園と同期で、木粼のことをよく知る、アインシュタイン・稲田がVTRで登場。木粼は金ピカのスーツを着たナルシストキャラだが、実は芸人で一番暗く、声をかけづらいと暴露される。木粼自身も金ピカ衣装が世間に浸透していないことや、コスメコンシェルジュの資格を取ったが仕事につながらないことを、鶴瓶とももクロに相談する。


一方、セルライトスパは「賞レースで結果を残してから東京に行きたい!」というが、本音は「同期が東京に進出しているので自分たちも行きたいが、家族もいるので生活ができるか不安」だという…2人ともボケ気質のセルライトスパは、現状の漫才では肥後を生かしきれないと思い、プレーンなツッコミができる人を入れてトリオになろうと計画するが、占いが出来る芸人仲間に見てもらったところ、“三浦マイルド”や“チャンス大城”を進められ断念。「肥後の歌のうまさを押し出し、これからは“歌ネタ”にも挑戦したい!」と大須賀は言うが、実は肥後は4年前にCDデビュー済み。しかし売り上げはたったの20枚。これにはももクロメンバーも「1年に5枚…」と言葉を失う。さらに、昨年のM-1予選で起こった悲劇の“裏拳”事件や、鶴瓶&ももクロがドン引きした肥後のプロポーズ㊙話、祇園・櫻井のサイコパスな一面など、盛りだくさんの60分。番組最後には、それぞれのネタ披露も。


笑福亭鶴瓶と、ももいろクローバーZに収録を終えての感想を聞いた。

―約8カ月ぶりの収録でしたがいかがでしたか?

鶴瓶: もう(この番組)ないと思ってた(笑)

8カ月あいてるにしては、ずっとレギュラーでやってるみたいな仲の良さが出てたね。親戚の子といるみたいで、仕事してる感じはしないよね。

高城:鶴瓶さんが作ってくれる空気感と、色々な方のお話が聞けるのが楽しいですね。

百田:鶴瓶さんの番組だから、ゲストの皆さんがリラックスをしていて色々なお話をしてくださるし、普段聞けないトークをたくさん聞けて楽しいなって思います。

玉井:『桃色つるべ』にゲストで出演してくださる方は、ほかの現場でお会いした時も距離が近く感じる。普段のバラエティー番組だと、ここまで話すことがなかなかないので、鶴瓶さん効果もあってより打ち解けられるのがうれしいです。

百田:大阪で鶴瓶さんに会えるのもうれしいですね。

鶴瓶:この番組をするんだったら、やっぱり大阪で収録したいね。


―今回の収録で印象に残ったエピソードや、今後呼びたいゲストの方はいらっしゃいますか?

鶴瓶:(セルライトスパの)“裏拳”がやばかった!

ももクロ全員:あれはすごかった…

鶴瓶:あと、肥後のプロポーズ話。

玉井:最後まで隠し通してほしかった!

佐々木:おいでやす小田さんの“優勝してないイジリ”も面白かったです!

百田:佐久間さんの(R-1優勝した時の)井戸のネタがすごくよかった。

鶴瓶:R-1の見方が変わるよね? 次のR-1獲った芸人を次の回で呼ぶとかいいね。

あと大阪で収録してるから、大阪にゆかりのある芸能人を呼びたいな。

玉井:今までは、大阪の一般の方を(ゲストに)呼んでいて、それもゆったりとした番組で楽しかったですけど、私たちもなかなか大阪の芸人さんと共演する機会がないから…。

鶴瓶:芸人だけじゃなく、文化人の方とかまだまだたくさんいるからね。ベテランの方だと、浜村淳さんとか、オール阪神・巨人とか。音楽の人だったら、“音楽くくり”で出てもらうとか…。

佐々木:あいみょんさん!

玉井:(鶴瓶の方を向いて)あいみょんさんに来てほしい!

鶴瓶:なんで俺に言うねん(笑)

玉井:鶴瓶さんに会ったら絶対言おうと思ってた! 鶴瓶さんの人脈の広さに便乗して、色々な方のお話が聞けたらうれしいです!


―番組の見どころや視聴者の方へのメッセージをおねがいします。

佐々木:(放送が8カ月ペースだと)もしかしたら年内もう見れないかもしれない…。今年最初で最後の放送かもしれないので見てください!(笑)

百田:R-1の決勝を見る前にこの番組を見て、R-1の色々を知っていただけたらと思います。

レギュラー放送が終わった今でも関西の方からは「この番組見てるよ!」とか「鶴瓶さんと出てる番組見てるよ」ってよく言われるんです。

玉井:私たちは基本的に東京で活動しているので、自分たちがいつもいる場所じゃないところでも知ってもらえるきっかけになるので、見てもらえるとうれしいなと思います。


『桃色つるべ』は、2月26日(日)、3月5日(日)深夜25時から、2週にわたって放送。親戚のような空気感をかもしだしながらも、ゲストにズバズバ切り込む息ぴったりな5人をお見逃しなく。