広島県福山市の学校では、22日だけ生徒がピンク一色に。実はこの取り組み、ある身近な問題について反対の気持ちをあらわしたものなんです。

こちらは福山市にある英数学館の登校風景です。ピンクの服やピンクのマスク、そしてアクセサリーなど生徒によって違いますがピンクのものを身に着けています。

22日だけは特別に私服も許され、私服姿の生徒や制服にワンポイントで取り入れた生徒も。

寺田記者

「いまこちらの教室では、ホームルームが行われているんですが、生徒の皆さんピンクに染まっています。」

生徒だけではなく教師も、22日だけはピンクに。この運動は世界的に広がっているという「ピンクシャツデー」という取り組みで、「いじめ撲滅」を目指し反対の意思をピンクで現しているそうで、学校や生徒会が賛同する生徒への着用を呼びかけたということです。

生徒

「すごく楽しいです。華やかですしみんなが着ているのを見るの楽しいです。」

「みんないじめについて考えているんだなと安心する気持ちになりました。」

「しっかりいじめに対する反いじめ精神をアピールしていけたらなと思いました。」

英数学館 永留聡校長

「いじめを許さないという気持ちを持ちながら、子供たちにひとつのきっかけになればいいなと思います。」

22日だけピンクに染まった学校では、授業でも「いじめ」が取り上げられ身近な問題について考える日となりました。