昨季までヴィッセル神戸に所属した元スペイン代表FWボージャン・クルキッチが、母国のラ・リーガとJリーグの違いについて言及した。ラ・リーガの日本公式ツイッター(@LaLigaJP)が伝えている。

 現在32歳のボージャンは過去にバルセロナ、ローマ、ミラン、アヤックスなどでプレーし、2021年夏に神戸へ加入。1シーズン半の在籍で公式戦26試合に出場し、1ゴール3アシストを記録した。

 同選手はラ・リーガが17日に公開した動画の中で、母国リーグとJリーグの違いを次のように説明している。

「両リーグともに良い選手は揃っています。競争心も高く、テクニックも申し分ない。一番大きな差といえば、スペインの選手は戦術が落とし込まれていること。そして、日本はインテンシティが非常に高いリーグだと思います。スペインはプレーを急がない『パウサ』(スペイン語で間やタメなどの意)がもっとあります」

 また、ピッチでともにプレーして感じた日本人選手の特徴についても語っている。

「どれだけ走ってもまるで疲れることを知らない。非常に発達したフィジカルを誇り、ハードワークと規律正しさが目立ちます。もちろん、私もハードワークと規律を怠ることはありませんが、Jリーグは強いフィジカルが求められると身をもって知りました」

 日本のフィジカル能力や組織力を称えたボージャンは「テクニックのレベルには驚きませんでした」としつつ、「でも、クラブやJリーグ全体のレベルには驚きました」と振り返った。