ボーンマス戦で決勝ゴールを決めたブライトンの三笘薫【写真:ロイター】

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地元メディアに吹き荒れる称賛「スーパースターのカオル・ミトマ」

 海外サッカーのイングランド1部プレミアリーグ・ブライトンの日本代表MF三笘薫が4日(日本時間5日)に行われた本拠地ボーンマス戦の試合終了間際に決勝のヘディング弾を叩き込み、チームを1-0の勝利に導いた。公式戦3戦連発を含め、直近5戦4発の大活躍。止まらない“三笘マジック”に、英メディアもこぞって報道。「決定的な仕事を託されたのはミトマ」などと絶賛が吹き荒れた。

 後半42分、左サイドからのクロスに頭で合わせ、決勝点をもたらした三笘。その活躍を英メディアも続々報道した。英放送局「スカイスポーツ」は「ブライトン1-0ボーンマス 終盤のカオル・ミトマのヘディングでブライトンが勝ち、6位に浮上」と見出しを打ち、「残り時間も少なくなる中、決定的な仕事を託されたのはミトマだった」と絶賛。得点シーンも紹介した。

 英紙「デイリーメール」は「カオル・ミトマがまたやった。ミトマは3戦連発。25歳の日本人ウィンガーのループヘディングシュートで順当な勝利を手にした」と特筆。「ミトマを川崎フロンターレから獲得するのにブライトンが支払った総額はわずか250万ポンド(約3億9500万円)。こんなタレントを発掘するこのクラブの目利きはまさしくとんでもないことだ」とクラブのスカウティングも評価した。

「カオル・ミトマは終盤に決勝点を決めるコツをつかみ始めたようだ」と報じたのは、英紙「ガーディアン」。「FAカップで前年覇者のリバプールを敗退させた素晴らしい一発から6日、日本人ウィンガーはブライトンが残留争い中のボーンマスの粘り強さをはねのけて欧州(カップ戦)への道を維持する中で再び決めたのだ」と記し、「5位トッテナムに勝ち点2差まで迫ったブライトンにおいて、違いを生み出すプレーヤーになっている」と存在感を認めた。

 また、英紙「デイリーメール」などに寄稿しているスポーツジャーナリストのライアン・テイラー氏は自身のツイッターで「スーパースターのカオル・ミトマ。今季ブライトンの試合を取材する時の楽しみは彼の成長を見ること」と挙げ、「毎試合、Amex&After(ブライトンの本拠地)では至る所で日の丸が振られている。試合後には熱心なメディアに対して答えている」と地元ファン、メディアからも熱烈な支持を受けていることを紹介した。

(THE ANSWER編集部)