【名古屋市民偏愛】屋台グルメの定番「たません」作ってみた!揚げ玉&目玉焼きのコンボが胃袋直撃!
ご当地グルメを作っておうちで旅気分♪を楽しむのがマイブームです。ご当地グルメはご飯やおかずに限らず、小腹を満たすおやつ的なものもあるんですよ。それが名古屋名物の「たません」です。関西人の筆者、たこ焼きをえびせんで挟んだ「たこせん」は知っていますが…。何やらこの2つ、ルーツをたどれば面白い関係があるのだとか。「たません」の「たま」は卵かな?作ってみましょう!
「たません」は名古屋ではメジャー級!屋台や駄菓子屋で買える軽食です
こちらが「たません」 画像出典:photo AC
「たません」について調べていたら、おもしろい記事を発見。東海地方で放送されている夕方のニュース番組『NEWS ONE』のサイトに、「たません」のルーツなどを調査した特集のまとめがありました。
記事によると「たません」はお祭りや駄菓子屋さんで食べるもの。名古屋に限らず東海地方の方にとって、かなりおなじみの食べものなのだそうです。
「たません」が誕生したのは昭和40年代。かれこれ50年以上も愛されている味ということになりますね。
「たません」にはたこせんべいという細長い楕円形の薄いせんべいが使われます。形は違いますが「えびみりん」というせんべいにそっくりですね。そして大阪の「たこせん」に激似です!
「たません」のルーツは大阪の「たこせん」⁉
こちらが「たこせん」 画像出典:photo AC
『NEWS ONE』の記事を読み進めると、興味深いことが書かれていました。たこせんべいの製造元・ヤマサ製菓の社長によると、先代が大阪のたこ焼き屋さんから「ゴミを削減するためにたこ焼きを乗せる器として、たこせんべいを使いたい」と依頼を受けたとか。
「たません」は大阪のたこ焼きに関係があった!? そのアイデアに触発されて「たません」が生まれたのかもしれませんね。
ただ、この話は諸説あるうちの一つのよう。
「たません」発祥の店と言われる名古屋の竹内商店(現在はすでに閉店されているとのこと)で、子どもたちの「せんべいを鉄板で焼いてほしい」というリクエストから生まれたという話もあるそうですよ。
筆者は、廃棄されるたこ焼きの皿を減らすために誕生したという話に大共感。アイデア料理という一面もあるのですね!「たません」の背景を知ると作ってみたくなりました♪
名古屋のご当地グルメ「たません」を作ってみた!
本場の「たません」は専用のたこせんべいを使いますが、入手できなかったため、えびみりん大判焼きを代用して作ります。
【材料】(1個分)
えびみりん大判焼き…1枚
卵…1個
揚げ玉…好きなだけ
ソース…適量 ※とんかつソースを使用
1. フライパンで目玉焼きを作ります。
油は引かず中火で熱したテフロン加工のフライパンに卵を落として3分ほど焼き、火を消した後にフタをして3分ほど蒸らしました。目玉焼きはお好みの焼き加減で焼いてくださいね。
2. えびみりん大判焼きを半分に割り、1枚にソースを塗ります。
今回はとんかつソースを使いましたが、お好み焼きソースでもおいしく作れると思います。小さじ1杯程度を塗りました。
3. 揚げ玉を乗せます。
揚げ玉は好きなだけ乗せてくださいね。ソースのおかげでしっかりとくっつきます。
4. 目玉焼きを乗せ、ソースを塗っていないえびみりん大判焼きを乗せます。
えびみりん大判焼きだと目玉焼きの白身が少しはみ出てしまいますが、たこせんべいならぴったりの大きさなのでしょうね。あっという間に完成です♪
目玉焼き入りなので腹持ちがいい!おやつや朝食に食べたい味♪
目玉焼き、揚げ玉、ソース。お好み焼きの親戚のようです。
断面はこんな感じです♪ 目玉焼きがちょうどいい具合にきれいに焼けていました♪
食べてみると、目玉焼きのボリューム感があってソース味の「たまごサンド」を食べているかのよう。おやつとご飯のちょうど中間のようなボリューム感。腹持ちがいいので、おやつや朝食にぴったりです!
おしゃれなペーパーで包めば、おもてなしフードにもなりそう♪
10分もあれば作れる「たません」。急な来客で何か作らないと!っていう時に、サッと作って柄付きのクッキングシートで包めば、ちょっとしたおもてなしのフィンガーフードにもなりそうですよ。
簡単に作れてお腹も満足する「たません」。おすすめなのでぜひ作ってみてくださいね。