【福井ケンミン熱愛】めちゃ分厚い“油揚げ”をドーン!「油揚げご飯」を作ってみた♪具材はコレ1本勝負!
「油揚げ」と言えばみそ汁やきつねうどん、おいなりさんを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、なんと福井県には油揚げが主役の炊き込みご飯があるというのです!しかもみそ汁に入っているようなよく見かける薄い油揚げではないという…。それって厚揚げの間違いじゃないの?と言いたくなるような、文字通り「分厚い」油揚げを入れた炊き込みご飯なのです!ということで、百聞は一見に如かずなので作ってみました!
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福井県で人気の「油揚げご飯」の材料と作り方
【材料】2~3人分
・分厚い油揚げ…1枚
・お米…2合
・水…325ml
・しょうゆ…大さじ3
・みりん…大さじ2
・和風だし(顆粒)…小さじ2
・青ねぎ…お好みで
・青じそ…お好みで
今回たまたま購入できましたので、分厚い油揚げは栃尾揚げを使っています。こちらの産地は、新潟県長岡市栃尾。福井の油揚げは手に入りませんでしたが、比較的近しい油揚げなんじゃないかと思って選びました。
また一般的に米1合に対して水200mlですが、調味料の分を差し引いた分量にしています。
【作り方】※調理時間:10分+炊き込み時間
1.油揚げを沸騰したお湯に入れ、約1分程度煮て余分な油を抜きます。煮た後は、冷水を上からかけてキッチンペーパーなどで水を切ります。
※油揚げが浮いてきますので、菜箸で抑えるようにして沈めます。
2.水気を切ったら、一口サイズくらいの食べやすい大きさに切ります。
※せっかく厚い油揚げですので、あまり小さくしないようにしましょう。大きめの一口大がおすすめです。今回は12等分に。
3.炊飯釜にお米、水、しょうゆ、みりん、和風だし、油揚げを入れて炊きます。炊飯器に「炊き込みご飯モード」がなくても、普通に炊飯で大丈夫です。
※米1合に対して水200mlですので2合で400mlですが、しょうゆとみりん合わせて大さじ5(75ml)ありますので、その分を引いて水は325mlにします。
4.炊き上がったら全体をよく混ぜて、5分程度蒸らします。
※釜の底から掘り返して切るように混ぜることを「天地返し」と言いますが、余計な水分が飛んでくれますのでぜひやりましょう。
5.器に盛り付けて、出来上がりです。彩りが寂しいので、あったら青ねぎや青じそを乗せるとアクセントになります。今回それらをトッピングしました~!
福井県では大正時代から大きなサイズの油揚げを食べる習慣がありますが、これは福井県に浄土真宗が多く法要に必ず油揚げ料理が添えられていたのが一般家庭にも広がったことが由来と言われています。浄土真宗も他の仏教同様に動物の肉を食べてはいけないので、その代用品として豆腐が使われたのですが、一般的な油揚げは豆腐を薄く切って揚げたもので、厚いまま表面だけ揚げた厚揚げとは別のものです。そして福井県で食べられている厚い油揚げは、中までちゃんと揚げるためにあらかじめ水分を少なくして、しかも温度調節をしながら二度揚げ、三度揚げで肉にできるだけ近づけようとして試行錯誤した結果の賜物です。同じく厚くて有名な栃尾の油揚げも同様に中まで揚げるタイプで神社由来ですので、共通するものがあるのですね。
中まで揚がっているのに、外はカリッ、中はフワッという食感で、知らない人に黙って出したら「これは何?」と言われるに違いありません。普通の油揚げの数倍の厚さがありながら、中までちゃんと油揚げです。それを炊き込むことで油揚げの適度な油と旨味がご飯に染み出し、油揚げの方は炊き込んだことでしっとりと仕上がっていました。炊き込みご飯の部分はいたって通常のレシピですが、煮込んでいるわけではないので、油揚げの方にはだしはそれほど染みていません。きつねうどんのお揚げとは違いますので、油揚げそのものの味を楽しめる炊き込みご飯になっています。
油揚げで作る炊き込みご飯は、大抵油揚げに先に味をつけておくか、他にメインの食材が入っているので油揚げは脇役になるのですが、この炊き込みご飯は間違いなく油揚げが主役です。厚い油揚げが手に入ったら、ぜひ作ってみてください!
<参考文献>
WEB
『竹田の油揚げ 谷口屋』https://taniguchiya.co.jp/
『1からわかる親鸞聖人と浄土真宗』https://1kara.tulip-k.jp/buddhism/2020118067.html
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福井県で人気の「油揚げご飯」の材料と作り方
【材料】2~3人分
・分厚い油揚げ…1枚
・お米…2合
・水…325ml
・しょうゆ…大さじ3
・みりん…大さじ2
・和風だし(顆粒)…小さじ2
・青ねぎ…お好みで
・青じそ…お好みで
今回たまたま購入できましたので、分厚い油揚げは栃尾揚げを使っています。こちらの産地は、新潟県長岡市栃尾。福井の油揚げは手に入りませんでしたが、比較的近しい油揚げなんじゃないかと思って選びました。
また一般的に米1合に対して水200mlですが、調味料の分を差し引いた分量にしています。
【作り方】※調理時間:10分+炊き込み時間
1.油揚げを沸騰したお湯に入れ、約1分程度煮て余分な油を抜きます。煮た後は、冷水を上からかけてキッチンペーパーなどで水を切ります。
※油揚げが浮いてきますので、菜箸で抑えるようにして沈めます。
2.水気を切ったら、一口サイズくらいの食べやすい大きさに切ります。
※せっかく厚い油揚げですので、あまり小さくしないようにしましょう。大きめの一口大がおすすめです。今回は12等分に。
3.炊飯釜にお米、水、しょうゆ、みりん、和風だし、油揚げを入れて炊きます。炊飯器に「炊き込みご飯モード」がなくても、普通に炊飯で大丈夫です。
※米1合に対して水200mlですので2合で400mlですが、しょうゆとみりん合わせて大さじ5(75ml)ありますので、その分を引いて水は325mlにします。
4.炊き上がったら全体をよく混ぜて、5分程度蒸らします。
※釜の底から掘り返して切るように混ぜることを「天地返し」と言いますが、余計な水分が飛んでくれますのでぜひやりましょう。
5.器に盛り付けて、出来上がりです。彩りが寂しいので、あったら青ねぎや青じそを乗せるとアクセントになります。今回それらをトッピングしました~!
福井県では大正時代から大きなサイズの油揚げを食べる習慣がありますが、これは福井県に浄土真宗が多く法要に必ず油揚げ料理が添えられていたのが一般家庭にも広がったことが由来と言われています。浄土真宗も他の仏教同様に動物の肉を食べてはいけないので、その代用品として豆腐が使われたのですが、一般的な油揚げは豆腐を薄く切って揚げたもので、厚いまま表面だけ揚げた厚揚げとは別のものです。そして福井県で食べられている厚い油揚げは、中までちゃんと揚げるためにあらかじめ水分を少なくして、しかも温度調節をしながら二度揚げ、三度揚げで肉にできるだけ近づけようとして試行錯誤した結果の賜物です。同じく厚くて有名な栃尾の油揚げも同様に中まで揚げるタイプで神社由来ですので、共通するものがあるのですね。
中まで揚がっているのに、外はカリッ、中はフワッという食感で、知らない人に黙って出したら「これは何?」と言われるに違いありません。普通の油揚げの数倍の厚さがありながら、中までちゃんと油揚げです。それを炊き込むことで油揚げの適度な油と旨味がご飯に染み出し、油揚げの方は炊き込んだことでしっとりと仕上がっていました。炊き込みご飯の部分はいたって通常のレシピですが、煮込んでいるわけではないので、油揚げの方にはだしはそれほど染みていません。きつねうどんのお揚げとは違いますので、油揚げそのものの味を楽しめる炊き込みご飯になっています。
油揚げで作る炊き込みご飯は、大抵油揚げに先に味をつけておくか、他にメインの食材が入っているので油揚げは脇役になるのですが、この炊き込みご飯は間違いなく油揚げが主役です。厚い油揚げが手に入ったら、ぜひ作ってみてください!
<参考文献>
WEB
『竹田の油揚げ 谷口屋』https://taniguchiya.co.jp/
『1からわかる親鸞聖人と浄土真宗』https://1kara.tulip-k.jp/buddhism/2020118067.html