オフイベの新たな楽しみ方!? 『VALORANT』や『LoL』の“バウンドコーデ”を着てみよう
Riot Gamesが主催するオフラインイベント「Riot Games ONE」が、2022年12月23日から24日にかけて横浜アリーナにて開催されます。
このイベントに向けた試みとして、『VALORANT』や『League of Legends』(以下、LoL)のキャラクターをイメージした“バウンドコーデ”を東京モード学園の生徒が発表し、Riot Gamesのブランドマネージャーがフィードバックを行う授業が行われました。その模様をお届けします。
○よりイベントを楽しむ方法としてバウンドコーデを提案
授業の冒頭では、Riot Gamesのコミュニティプログラムマネージャーを務める福田さんから、今回のバウンドコーデ企画の趣旨が説明されました。本企画は、「Riot Games ONE」の来場者が、ステージコンテンツを観て楽しむだけでなく、より自分事としてイベントを楽しめる方法がないかと考えたことから生まれたといいます。
バウンドコーデとは、キャラクターの衣装をそのまま再現するコスプレとは違い、私服にキャラクターのイメージを取り入れてコーディネートするもの。アメリカのディズニーファン発祥と言われており、仮装での入場が可能なハロウィン期間以外でも、パーク内で好きなキャラクターのファッションを楽しみたいという目的から広まりました。
そうしたバウンドコーデを、「Riot Games ONE」の採用タイトルである『VALORANT』や『LoL』のキャラクターでも楽しんでもらえるのではないか。そう考えたことをきっかけに、バウンドコーデのデザインを東京モード学園の生徒たちに依頼し、今回の授業が実現しました。
授業には10名以上の生徒たちが有志で参加し、自らがデザインしたバウンドコーデを発表。「Riot Games ONE」の総合プロデューサーであり『VALORANT』のブランドマネージャーを務める佐藤さんと、Riot Gamesのeスポーツ全般のマーケティングや『LoL』のブランドマネージャーを務める森下さんが、それぞれフィードバックを行いました。
なお、参加した生徒たちのゲームへの関わり方は、普段から『VALORANT』や『LoL』を熱心にプレイしている人、自身はプレイしないが配信や大会の視聴を楽しんでいる人など、さまざま。なかには、あまりゲームは詳しくない生徒もいましたが、キャラクターの設定や世界観をしっかりと研究し、デザインに活かしていました。
コミュニティプログラムマネージャーの福田さん
『LoL』ブランドマネージャーの森下さん、『VALORANT』ブランドマネージャーの佐藤さん
東京モード学園の生徒たちがデザインしたバウンドコーデを順に発表
○さまざまなアイデア満載『VALORANT』のバウンドコーデ
生徒たちは『VALORANT』もしくは『LoL』から、好きなキャラクターを2つほど選択してデザインしていました。まずは、『VALORANT』のバウンドコーデからピックアップしてお届けします。
『VALORANT』のエージェントをモチーフにしたデザインのなかで、ブランドマネージャーの佐藤さんが特に高く評価していたのは、大坪さんがデザインしたキルジョイのバウンドコーデです。
キルジョイが着ているイエローのダウンコートを取り入れつつ、日常的な服を組み合わせたコーディネートにデザイン。さらに、ナノスワームを模したAirPodsケースを腰につけたり、ロックダウンのデバイスをボストンバッグにしたりといったアイデアが付け加えられており、佐藤さんはこれを「ぜひグッズ化したい」と絶賛していました。
大坪さんが発表した、もう1つのデザインはヨルのバウンドコーデ。こちらは、ヨルが着ているレザージャケットをそのまま取り入れるのではなく、分身のデコイを使うヨルのアビリティから着想を得て、枚数を重ね着するレイヤードスタイルにデザインされています。このアイデアにも、佐藤さんは「すごい発想力」と感心していました。
キルジョイのバウンドコーデ(大坪さん作)。特徴的なイエローのダウンコートを取り入れ、小物でキルジョイのガジェットを再現
ヨルのバウンドコーデ(大坪さん作)。自身のデコイを放つアビリティのイメージから、レイヤードスタイルに
このほかにも、エージェントの特徴を捉えた、さまざまなバウンドコーデが発表されました。『VALORANT』は近未来が舞台になっているため、エージェントの装いも現実に近いものが多くあります。しかし、それをそのまま再現しようとするのではなく、例えばソーヴァなら首元のファー、フェニックスならオレンジとグレーの色味など、印象的な要素だけを取り入れた、より日常的なコーディネートが考えられていました。
また、今回の発表では1つのキャラクターにつき、レディースとメンズの2パターンをデザイン。バウンドコーデは、キャラクターの姿になりきるのではなく、イメージや要素を取り入れるため、モチーフにするキャラクターの性別に関係なく楽しむことができるところも、魅力の1つといえるでしょう。
ソーヴァのバウンドコーデ(池谷さん作)。ソーヴァの印象的なファーを、レディースではベストやバッグに、メンズではロングコートの首元に取り入れた
フェニックスのバウンドコーデ(池谷さん作)。フェニックスのオレンジ×グレーのカラーを活かしながら、より日常的なコーディネートに
ヴァイパーのバウンドコーデ(山崎さん)。毒を扱うヴァイパーらしく口元を隠し、ボディスーツからスポーティなスタイルへチェンジ
チェンバーのバウンドコーデ(松井さん作)。スタイリッシュなジャケットスタイルを残しつつ、チェンバーの象徴的な模様を柄としてデザイン
ネオンのバウンドコーデ(佐々木さん作)。電気をまとうネオンのイメージカラー、イエローとブルーをメインに取り入れてデザイン
○チャンピオンの個性がつまった『LoL』のバウンドコーデ
続いては、『LoL』のチャンピオンをモチーフにしたバウンドコーデを紹介します。『LoL』には、「ユニバース」と表現される壮大な世界観があり、それぞれのチャンピオンが奥深いストーリーを持っています。チャンピオンの姿も非常に幅広く、それらをどのように日常的な服で表現するかが見どころでした。
『LoL』のチャンピオンをモチーフにしたデザインのなかで、ブランドマネージャーの森下さんが「バウンドコーデとして一番バランスが取れている」と称賛したのは、鄭さんがデザインしたアカリのバウンドコーデです。
アサシンであるアカリのクールなイメージとシルエットを取り込み、ストリート系のファッションにまとめられています。このデザインに森下さんは、「パッと見た瞬間にアカリだとわかるのに、リアルクローズ寄りで真似しやすい。実際にイベントの来場者の方々にも参考にしてもらいやすいのではないか」とコメントしていました。
アカリのバウンドコーデ(鄭さん作)。アカリのクールなイメージとシルエットを、ストリート系ファッションに落とし込んだ
『LoL』のチャンピオンのなかで、生徒たちに最も人気だったのはティーモ。現在160体を超えるチャンピオンがいるにもかかわらず、かわいらしいビジュアルに惹かれ、3人の生徒がティーモをピックアップしていました。
ティーモのふわふわとした毛のイメージや色、身につけているゴーグルなどの特徴を捉えつつ、3人それぞれに違ったデザインに仕上がっています。同じチャンピオンをモチーフにしていながら、これだけ個性が表れるところも、バウンドコーデならではといえるでしょう。
森下さんはティーモのさまざまなバウンドコーデを見て、「小さくてちょっと嫌なプレイをしてくるという、私のティーモのイメージがだんだん変わりそう」と笑いを誘いつつ、バウンドコーデ以外にも着回せそうな服を取り入れてコーディネートを成り立たせているところを評価していました。
ティーモのバウンドコーデ(山崎さん作)。短めのトップスやファーでかわらしさを表し、ゴーグルやハーネスでティーモっぽさをプラス
ティーモのバウンドコーデ(渡辺さん作)。コートや帽子にファーを使い、色も大胆に取り入れてポップに。メガネもポイント
ティーモのバウンドコーデ(岡村さん)。もこもこの起毛素材をメインにレザーを組み合わせて、ティーモのイメージを表現
『LoL』のバウンドコーデでは、チャンピオンの個性を盛り込もうとするほど、日常的な服から離れてしまう難しい面もありそうです。しかし、チャンピオンからイメージする特徴的な要素を取り入れて、今っぽい流行のスタイルに落とし込むなど、アイデアを凝らしたさまざまなデザインが発表されていました。
ヤスオのバウンドコーデ(鄭さん作)。ヤスオの首元を隠す服装のイメージを、セーターやマフラーで表しつつ流行のコーディネートに
ヴァイのバウンドコーデ(渡辺さん)。ヴァイの髪色であるピンクをアクセントカラーに、ガントレットのイメージと組み合わせてデザイン
○バウンドコーデのコツは、イメージカラーとシルエット
今回発表されたバウンドコーデのデザインは、どれもさまざまな工夫やアイデアを盛り込んだものばかりでした。しかし、実際に自分でバウンドコーデを考えたり、私服で再現したりするには、どうしたらいいのでしょうか。バウンドコーデを考えるコツや取り入れ方のポイントを、発表した生徒たちに聞いてみました。
お話をうかがった大坪さん、水島さん、リニさん、高松さん
バウンドコーデを考えるコツとして、生徒の皆さんが共通して挙げていたのが、キャラクターの「イメージカラー」と「シルエット」の2つでした。
例えば、高松さんがデザインした『VALORANT』のセージのバウンドコーデでは、セージが使うオーブのエメラルドグリーンをイメージカラーとして、コーディネートのなかにワンポイントで取り入れていました。さらに、セージのウエストを強調したシルエットを意識し、ベルトで締めるスタイルになっています。
セージのバウンドコーデ(高松さん作)。セージのイメージカラーとシルエットを取り入れた、参考にしやすいシンプルなスタイル
ただし、キャラクターによっては、イメージカラーとシルエットの両方を取り入れると、コスプレに近くなり、やりすぎ感が出てしまうことも。そうした場合は、イメージカラーだけ、もしくはシルエットだけにすることで、より自然なバウンドコーデとして楽しむことができます。
どちらか1つを取り入れるなら、イメージカラーのほうがチャレンジしやすいでしょう。イメージカラーを取り入れる場合は、キャラクターが身にまとっている色の割合を意識して、それにできるだけ近づけたコーディネートを考えると、より親和性が生まれるというアドバイスもありました。
また、服の探し方について聞いてみると、コスパがよくカラー展開も豊富な、GUやユニクロ、もしくはネット通販で探すのがおすすめとのこと。ただ、必ずしも新しく服を買いそろえる必要はなく、イメージカラーのネイルをしてみたり、小物だけ取り入れてみたりなど、「取り入れやすいところから始めてみるのが一番」なのだそうです。
今回発表されたデザインを見て、全身を参考にしようとするとハードルが高く感じてしまいますが、部分的にアイデアを取り入れると考えれば、より気軽にバウンドコーデを楽しめそうです。
手書きで描かれた生徒たちのデザイン画
ブランドマネージャーのお二人と、発表に参加した生徒の皆さん
○「Riot Games ONE」は12月23日、24日に、横浜アリーナで開催
「Riot Games ONE」のオフラインイベントは、12月23日から24日までの2日間、横浜アリーナにて開催。DAY1はインフルエンサーを中心としたステージコンテンツ、DAY2は国内外の『VALORANT』プロチームによるショーマッチが行われます。
来場を予定している方はぜひ、オフラインイベントの新たな楽しみ方として、バウンドコーデにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
・日程:2022年12月23日(金)〜12月24日(土)
DAY 1 : 11:00開場 / 12:30開演 / 21:00終演
DAY 2 : 11:00開場 / 12:30開演 / 21:00終演
・会場:横浜アリーナ
・主催:Riot Games
・制作・運営:RAGE
このイベントに向けた試みとして、『VALORANT』や『League of Legends』(以下、LoL)のキャラクターをイメージした“バウンドコーデ”を東京モード学園の生徒が発表し、Riot Gamesのブランドマネージャーがフィードバックを行う授業が行われました。その模様をお届けします。
授業の冒頭では、Riot Gamesのコミュニティプログラムマネージャーを務める福田さんから、今回のバウンドコーデ企画の趣旨が説明されました。本企画は、「Riot Games ONE」の来場者が、ステージコンテンツを観て楽しむだけでなく、より自分事としてイベントを楽しめる方法がないかと考えたことから生まれたといいます。
バウンドコーデとは、キャラクターの衣装をそのまま再現するコスプレとは違い、私服にキャラクターのイメージを取り入れてコーディネートするもの。アメリカのディズニーファン発祥と言われており、仮装での入場が可能なハロウィン期間以外でも、パーク内で好きなキャラクターのファッションを楽しみたいという目的から広まりました。
そうしたバウンドコーデを、「Riot Games ONE」の採用タイトルである『VALORANT』や『LoL』のキャラクターでも楽しんでもらえるのではないか。そう考えたことをきっかけに、バウンドコーデのデザインを東京モード学園の生徒たちに依頼し、今回の授業が実現しました。
授業には10名以上の生徒たちが有志で参加し、自らがデザインしたバウンドコーデを発表。「Riot Games ONE」の総合プロデューサーであり『VALORANT』のブランドマネージャーを務める佐藤さんと、Riot Gamesのeスポーツ全般のマーケティングや『LoL』のブランドマネージャーを務める森下さんが、それぞれフィードバックを行いました。
なお、参加した生徒たちのゲームへの関わり方は、普段から『VALORANT』や『LoL』を熱心にプレイしている人、自身はプレイしないが配信や大会の視聴を楽しんでいる人など、さまざま。なかには、あまりゲームは詳しくない生徒もいましたが、キャラクターの設定や世界観をしっかりと研究し、デザインに活かしていました。
コミュニティプログラムマネージャーの福田さん
『LoL』ブランドマネージャーの森下さん、『VALORANT』ブランドマネージャーの佐藤さん
東京モード学園の生徒たちがデザインしたバウンドコーデを順に発表
○さまざまなアイデア満載『VALORANT』のバウンドコーデ
生徒たちは『VALORANT』もしくは『LoL』から、好きなキャラクターを2つほど選択してデザインしていました。まずは、『VALORANT』のバウンドコーデからピックアップしてお届けします。
『VALORANT』のエージェントをモチーフにしたデザインのなかで、ブランドマネージャーの佐藤さんが特に高く評価していたのは、大坪さんがデザインしたキルジョイのバウンドコーデです。
キルジョイが着ているイエローのダウンコートを取り入れつつ、日常的な服を組み合わせたコーディネートにデザイン。さらに、ナノスワームを模したAirPodsケースを腰につけたり、ロックダウンのデバイスをボストンバッグにしたりといったアイデアが付け加えられており、佐藤さんはこれを「ぜひグッズ化したい」と絶賛していました。
大坪さんが発表した、もう1つのデザインはヨルのバウンドコーデ。こちらは、ヨルが着ているレザージャケットをそのまま取り入れるのではなく、分身のデコイを使うヨルのアビリティから着想を得て、枚数を重ね着するレイヤードスタイルにデザインされています。このアイデアにも、佐藤さんは「すごい発想力」と感心していました。
キルジョイのバウンドコーデ(大坪さん作)。特徴的なイエローのダウンコートを取り入れ、小物でキルジョイのガジェットを再現
ヨルのバウンドコーデ(大坪さん作)。自身のデコイを放つアビリティのイメージから、レイヤードスタイルに
このほかにも、エージェントの特徴を捉えた、さまざまなバウンドコーデが発表されました。『VALORANT』は近未来が舞台になっているため、エージェントの装いも現実に近いものが多くあります。しかし、それをそのまま再現しようとするのではなく、例えばソーヴァなら首元のファー、フェニックスならオレンジとグレーの色味など、印象的な要素だけを取り入れた、より日常的なコーディネートが考えられていました。
また、今回の発表では1つのキャラクターにつき、レディースとメンズの2パターンをデザイン。バウンドコーデは、キャラクターの姿になりきるのではなく、イメージや要素を取り入れるため、モチーフにするキャラクターの性別に関係なく楽しむことができるところも、魅力の1つといえるでしょう。
ソーヴァのバウンドコーデ(池谷さん作)。ソーヴァの印象的なファーを、レディースではベストやバッグに、メンズではロングコートの首元に取り入れた
フェニックスのバウンドコーデ(池谷さん作)。フェニックスのオレンジ×グレーのカラーを活かしながら、より日常的なコーディネートに
ヴァイパーのバウンドコーデ(山崎さん)。毒を扱うヴァイパーらしく口元を隠し、ボディスーツからスポーティなスタイルへチェンジ
チェンバーのバウンドコーデ(松井さん作)。スタイリッシュなジャケットスタイルを残しつつ、チェンバーの象徴的な模様を柄としてデザイン
ネオンのバウンドコーデ(佐々木さん作)。電気をまとうネオンのイメージカラー、イエローとブルーをメインに取り入れてデザイン
○チャンピオンの個性がつまった『LoL』のバウンドコーデ
続いては、『LoL』のチャンピオンをモチーフにしたバウンドコーデを紹介します。『LoL』には、「ユニバース」と表現される壮大な世界観があり、それぞれのチャンピオンが奥深いストーリーを持っています。チャンピオンの姿も非常に幅広く、それらをどのように日常的な服で表現するかが見どころでした。
『LoL』のチャンピオンをモチーフにしたデザインのなかで、ブランドマネージャーの森下さんが「バウンドコーデとして一番バランスが取れている」と称賛したのは、鄭さんがデザインしたアカリのバウンドコーデです。
アサシンであるアカリのクールなイメージとシルエットを取り込み、ストリート系のファッションにまとめられています。このデザインに森下さんは、「パッと見た瞬間にアカリだとわかるのに、リアルクローズ寄りで真似しやすい。実際にイベントの来場者の方々にも参考にしてもらいやすいのではないか」とコメントしていました。
アカリのバウンドコーデ(鄭さん作)。アカリのクールなイメージとシルエットを、ストリート系ファッションに落とし込んだ
『LoL』のチャンピオンのなかで、生徒たちに最も人気だったのはティーモ。現在160体を超えるチャンピオンがいるにもかかわらず、かわいらしいビジュアルに惹かれ、3人の生徒がティーモをピックアップしていました。
ティーモのふわふわとした毛のイメージや色、身につけているゴーグルなどの特徴を捉えつつ、3人それぞれに違ったデザインに仕上がっています。同じチャンピオンをモチーフにしていながら、これだけ個性が表れるところも、バウンドコーデならではといえるでしょう。
森下さんはティーモのさまざまなバウンドコーデを見て、「小さくてちょっと嫌なプレイをしてくるという、私のティーモのイメージがだんだん変わりそう」と笑いを誘いつつ、バウンドコーデ以外にも着回せそうな服を取り入れてコーディネートを成り立たせているところを評価していました。
ティーモのバウンドコーデ(山崎さん作)。短めのトップスやファーでかわらしさを表し、ゴーグルやハーネスでティーモっぽさをプラス
ティーモのバウンドコーデ(渡辺さん作)。コートや帽子にファーを使い、色も大胆に取り入れてポップに。メガネもポイント
ティーモのバウンドコーデ(岡村さん)。もこもこの起毛素材をメインにレザーを組み合わせて、ティーモのイメージを表現
『LoL』のバウンドコーデでは、チャンピオンの個性を盛り込もうとするほど、日常的な服から離れてしまう難しい面もありそうです。しかし、チャンピオンからイメージする特徴的な要素を取り入れて、今っぽい流行のスタイルに落とし込むなど、アイデアを凝らしたさまざまなデザインが発表されていました。
ヤスオのバウンドコーデ(鄭さん作)。ヤスオの首元を隠す服装のイメージを、セーターやマフラーで表しつつ流行のコーディネートに
ヴァイのバウンドコーデ(渡辺さん)。ヴァイの髪色であるピンクをアクセントカラーに、ガントレットのイメージと組み合わせてデザイン
○バウンドコーデのコツは、イメージカラーとシルエット
今回発表されたバウンドコーデのデザインは、どれもさまざまな工夫やアイデアを盛り込んだものばかりでした。しかし、実際に自分でバウンドコーデを考えたり、私服で再現したりするには、どうしたらいいのでしょうか。バウンドコーデを考えるコツや取り入れ方のポイントを、発表した生徒たちに聞いてみました。
お話をうかがった大坪さん、水島さん、リニさん、高松さん
バウンドコーデを考えるコツとして、生徒の皆さんが共通して挙げていたのが、キャラクターの「イメージカラー」と「シルエット」の2つでした。
例えば、高松さんがデザインした『VALORANT』のセージのバウンドコーデでは、セージが使うオーブのエメラルドグリーンをイメージカラーとして、コーディネートのなかにワンポイントで取り入れていました。さらに、セージのウエストを強調したシルエットを意識し、ベルトで締めるスタイルになっています。
セージのバウンドコーデ(高松さん作)。セージのイメージカラーとシルエットを取り入れた、参考にしやすいシンプルなスタイル
ただし、キャラクターによっては、イメージカラーとシルエットの両方を取り入れると、コスプレに近くなり、やりすぎ感が出てしまうことも。そうした場合は、イメージカラーだけ、もしくはシルエットだけにすることで、より自然なバウンドコーデとして楽しむことができます。
どちらか1つを取り入れるなら、イメージカラーのほうがチャレンジしやすいでしょう。イメージカラーを取り入れる場合は、キャラクターが身にまとっている色の割合を意識して、それにできるだけ近づけたコーディネートを考えると、より親和性が生まれるというアドバイスもありました。
また、服の探し方について聞いてみると、コスパがよくカラー展開も豊富な、GUやユニクロ、もしくはネット通販で探すのがおすすめとのこと。ただ、必ずしも新しく服を買いそろえる必要はなく、イメージカラーのネイルをしてみたり、小物だけ取り入れてみたりなど、「取り入れやすいところから始めてみるのが一番」なのだそうです。
今回発表されたデザインを見て、全身を参考にしようとするとハードルが高く感じてしまいますが、部分的にアイデアを取り入れると考えれば、より気軽にバウンドコーデを楽しめそうです。
手書きで描かれた生徒たちのデザイン画
ブランドマネージャーのお二人と、発表に参加した生徒の皆さん
○「Riot Games ONE」は12月23日、24日に、横浜アリーナで開催
「Riot Games ONE」のオフラインイベントは、12月23日から24日までの2日間、横浜アリーナにて開催。DAY1はインフルエンサーを中心としたステージコンテンツ、DAY2は国内外の『VALORANT』プロチームによるショーマッチが行われます。
来場を予定している方はぜひ、オフラインイベントの新たな楽しみ方として、バウンドコーデにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
・日程:2022年12月23日(金)〜12月24日(土)
DAY 1 : 11:00開場 / 12:30開演 / 21:00終演
DAY 2 : 11:00開場 / 12:30開演 / 21:00終演
・会場:横浜アリーナ
・主催:Riot Games
・制作・運営:RAGE