[12.1 カタールW杯グループE第3節 日本 2-1 スペイン ドーハ/ハリファ]

 日本代表は1日、カタールW杯グループE第3節でスペイン代表を相手に2-1の逆転勝利を飾り、グループ首位で2大会連続の決勝トーナメント進出を果たした。この試合を現地で観戦した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(神戸)の姿がSNSで話題となっている。

 イニエスタは両国のグループリーグ突破を懸けた一戦で、本田圭佑とともに『ABEMA』の中継に出演。試合中はスタンドから戦いを見守った。

 母国スペインは前半11分にFWアルバロ・モラタのゴールで先制したが、後半3分に日本のMF堂安律に同点弾を献上。同6分にはMF田中碧に逆転ゴールを奪われ、1-2と試合をひっくり返された。

 同じ頃、他会場ではコスタリカ代表がドイツ代表に対して2-1とリード。ドイツはすぐに追い付き、終盤に4-2と逆転したが、そのままコスタリカが勝っていれば、日本とコスタリカが決勝トーナメントに進出するという状況だった。

 スペインがビハインドを負っている時に中継カメラがイニエスタを捉えると、元スペイン代表のレジェンドは子どもの隣でスマホを片手に唖然とした表情。世界中のサッカーの珍しい出来事などを紹介する『アウト・オブ・コンテクスト・フットボール』のツイッターアカウント(@nocontextfooty)が同シーンの画像を投稿すると、海外のユーザーからは「彼らの顔は私たちを表している」「ペドリとガビはあなたの代わりになれない」「スペインから出てきた唯一の偉大な選手だ」などのコメントが寄せられた。

 最終的にスペインは首位の日本に次ぐ2位でグループリーグ突破となったが、イニエスタも試合中は気が気でなかったに違いない。