「タフ仕様」強調SUV! 専用パーツ装備で「アウトドア感」マシマシ!? 北米向けワイルドSUV3選
「タフ」さアピールのワイルド系SUVが人気?
近年、世界的に人気のボティタイプとなっているSUV。各メーカーが次々に新型モデルを発売するなか、本場のアメリカでは、日本のメーカーも積極的に大型サイズのSUVモデルを投入しています。
特に、最近のトレンドでは標準のSUV車に専用パーツを追加し、オフロードに適したチューニングを施した「ワイルドな仕様」のSUVが展開されています。オフロード走行に特化したクロカン車に引けを取らないデザインと装備を持つ「ワイルドすぎる」SUVを3車種ピックアップして紹介します。
・日産「パスファインダー ロッククリーク」
【画像】ワイルドだろぉ? 専用装備でアウトドア感マシマシの「ガチ仕様SUV」3車種を画像でチェック(44枚)
「パスファインダー」は、日産が北米をはじめとした海外市場で発売するSUV。
古くはピックアップトラックをベースに1980年代に誕生したSUV(日本名は「テラノ」)を源流に持つ歴史の長いモデルですが、3代目以降はボディサイズも拡大し、日本未導入となっています。
2021年にフルモデルチェンジした現行型(5代目)パスファインダーは、FF乗用車のプラットフォームをベースに開発され、3列シートレイアウトを持つ全長約5mの巨大サイズが特徴です。
そして2022年4月13日に新たに追加されたのが、今回紹介する「パスファインダー ロッククリーク」。
ロッククリークは標準のパスファインダーと比べ、リフトアップされた専用サスペンションやオールテレインタイヤを装備するほか、専用ルーフラックや無塗装樹脂パネルを外装に取り入れるなど、タフさを強調した仕上がりとなっています。
284馬力を発生する3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載し、全車四輪駆動となっています。
・ホンダ「パイロット トレイルスポーツ」
ホンダ「パイロット」はかつて日本でも販売されたSUV「MDX」の兄弟車にあたるモデルですが、これまで日本で売られたことはありません。
2022年秋には、4代目となる次期モデルが正式発表される予定となっています。
その中で、オフロードテイストを盛り込んだ「トレイルスポーツ」を設定するとアナウンス。2022年9月14日にはティザービジュアルを先行公開しました。
パイロット トレイルスポーツは、スチール製スキッドプレートやブラックアウトされたメッシュ調ヘキサゴングリルを装備し、本格オフローダーに引けを取らないエクステリアを装備しています。
また、オールテレインタイヤやオフロードチューンドサスペンション、機能拡張された全輪駆動システムを標準装備し、ホンダSUV史上もっとも頑丈なクルマになるとしています。
・マツダ「CX-50 メリディアンエディション」
北米市場向けに独自開発されたマツダの「CX-50」は、マツダの新たなSUV商品群の第一弾として投入されたモデルで、2022年4月に現地で販売が開始。
北米ユーザーのライフスタイルやニーズを反映した、自然のなかでも際立つデザインや、全車AWDを備えた力強く高効率なパワートレイン、オフロードでの高い走行安定性などが特徴です。
今回取り上げる「メリディアン エディション」は標準モデルから遅れること9か月後の2022年8月2日に発表されたアウトドア仕様です。
標準モデルと比べ、ヘッドランプガーニッシュやマットブラックのボンネットステッカー、サイドロッカーパネルなどを新たに装着。より堅牢な雰囲気の外観としました。
ブラックメタリックの18インチアルミホイールとファルケンのオールテレインタイヤを装着し、厳しい路面環境にも耐えうる仕様としています。
搭載されるエンジンはSKYACTIV-G 2.5リッター直列4気筒ターボで、トランスミッションは6速AT(SKYACTIV-DRIVE)、駆動方式は全輪駆動(i-ACTIV AWD)が組み合わされます。
ノーマル、スポーツ、オフロード、トーイングの各走行モードを備えたマツダの「Mi-Drive」を搭載し、トーイングモード時は最大3500ポンド(約1588kg)のけん引が可能となっています。
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SUVのバリエーションが増えた近年では、従来の乗用車である「セダン」や「ステーションワゴン」「ハッチバック」などと融合させた「クロスオーバー」と呼ばれるモデルも続々と登場しています。
そのような中で、今回紹介したモデルは、オフロード向けのクロカン車に引けを取らないワイルドさでアウトドアスタイルを強調しているのが特徴です。SUVファンにとってはどちらも魅力的な存在であることに違いありません。