フィルミーノが2G1A、サラーは6分間でハット!…リヴァプールが敵地で7発快勝

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 チャンピオンズリーグ(CL)・グループA第4節が12日に行われ、レンジャーズ(スコットランド)とリヴァプール(イングランド)が対戦した。

 開幕節ではナポリに1−4と大敗しながらも、その後は2連勝でグループ2位につけているリヴァプール。今季は不調に加えて負傷者の続出にも苦しまされるなか、週末にはルイス・ディアスら主力の3人が負傷離脱したこともあり、スタメンはアーセナル戦から6名変更した。戦線復帰したイブラヒマ・コナテやジョー・ゴメスがDFラインに、ロベルト・フィルミーノやファビオ・カルヴァーリョらが2列目に名を連ねている。

 比較的落ち着いた立ち上がりを見せた両チームだが、17分に試合が動く。レンジャーズは敵陣内でボールを奪うと、テンポの良い繋ぎから、ライアン・ジャックのパスを受けたスコット・アーフィールドがゴール前に侵入。そのまま右足で流し込み、レンジャーズが今大会初得点で先制する。しかしリヴァプールも続く24分、コスタス・ツィミカスが蹴ったCKに、ニアサイドでロベルト・フィルミーノが頭で合わせ、すぐさまスコアを振り出しに戻す。

 ゲームはそのまま1−1で後半に入ると、ハーフタイム明けからギアを上げ直したリヴァプールは55分、右サイドを駆け上がったJ・ゴメスのクロスにフィルミーノが合わせる。左足のシュートはGKの股を抜けてゴールを揺らし、リヴァプールが逆転に成功した。すると続く66分には、敵陣でボールを拾うと、速攻からフィルミーノの遊び心あるラストパスを、ダルウィン・ヌニェスが流し込んだ。

 リードを広げたリヴァプールは、モハメド・サラー、チアゴ・アルカンタラ、アンドリュー・ロバートソンを同時投入。75分には、ボックス内でサラーがルーズボールを拾い前を向くと、角度のないところから自らトーキックでゴールを陥れた。さらに80分には、速攻からサラーが決めて追加点。直後の81分にも、右サイドから仕掛けたサラーが得意の角度からゴールを奪い、6分間で衝撃のハットトリックを達成した。

 さらに終盤には、ハーヴェイ・エリオットのCL初得点も決まり、試合は7−1で終了。リヴァプールが7発で快勝し、CL3連勝を果たした。一方で4連敗となったレンジャーズは、グループステージ敗退が決定した。

 次節は26日に行われ、レンジャーズはナポリと、リヴァプールはアヤックスとそれぞれアウェイで対戦する。

【スコア】
レンジャーズ 1−7 リヴァプール

【得点者】
1−0 17分 スコット・アーフィールド(レンジャーズ)
1−1 24分 ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール)
1−2 55分 ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール)
1−3 66分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)
1−4 76分 モハメド・サラー(リヴァプール)
1−5 80分 モハメド・サラー(リヴァプール)
1−6 81分 モハメド・サラー(リヴァプール)
1−7 87分 ハーヴェイ・エリオット(リヴァプール)