中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(09868/香港)が9月3日、2022年9月の納車台数データを発表した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(09868/香港)が9月3日、2022年9月の納車台数データを発表した。
 
 同社は15年設立で20年8月に米ニューヨーク証券取引所に上場し、21年7月には香港メインボードに重複上場を果たした。21年12月期の売上高は209億8810万人民元(前期比3.59倍)、純損益は48億6300万元の赤字(前期比78.01%の赤字増)。22年1〜6月期の売上高は148億9130万元(前年同期比2.22倍)、純損益は44億160万元の赤字(前年同期赤字額の2.22倍)
 
 22年9月における同社の納車台数は計8468台だった。内訳は、20年に発売したフラッグシップモデルのスポーツセダン「P7」が4634台、21年に発売したファミリーセダン「P5」が2417台、18年発売で21年にマイナーチェンジしたSUV「G3i」が1233台、22年9月21日に発売したばかりのフラッグシップSUV「G9」が184台となっている。
 
 22年7〜9月の累計納車台数は2万9570台で前年同期比15%増加、1〜9月の累計台数は9万8553台で同75%増となり、21年の年間納車台数を上回った。
 
 同社は22年9月の主なトピックスとして、自社開発の高速道路自動運転支援機能「NGP」の試験運用を広東省広州市で開始したこと、8月に発表した最大出力480キロワットの超急速充電スタンド「S4」を北京、上海、広州、深セン、武漢の5都市に設置して運営を開始したこと明らかにした。S4充電スタンドは今後速やかに中国国内で設置を進め、年末までに50か所以上の設置を目指す。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)