Microsoftは9月30日(米国時間)、Windows 11 バージョン22H2(Windows 11 2022 Update)向けの最初の定期更新プログラムとなる「KB5017389」をプレビューリリースした。この更新プログラムには、Microsoft Storeの更新が失敗する問題や、Microsoft EdgeにおけるIEモードに関する問題など、多くの既知の問題に対する修正が含まれている。正式リリース前のプレビュー版であるため自動更新の対象にはなっておらず、Windows Updateから手動でインストールできる。

KB5017389における修正内容の詳細は、次のリリースノートにまとめられている。

2022 年 9 月 30 日 - KB5017389 (OS ビルド 22621.608) プレビュー

2022 年 9 月 30 日 - KB5017389 (OS ビルド 22621.608) プレビュー

主な修正内容としては、以下が挙げられている。

Microsoft Storeの更新が失敗する問題を修正

3種類の中国語文字のフォントで太字の書式設定を使用すると誤った幅になる問題を修正

Edgeにおいて、セッション内のIEモードタブを強制的に再読み込みする問題を修正

Edgeにおいて、IEモードでブラウザウィンドウが開いてPDFファイルが表示される問題を修正

エラー通知などを含む動的ウィジェットのコンテンツをタスクバーに追加できるようになった

Microsoft Storeにおいて、署名されていない一部のアプリでOSのアップグレード後に再インストールが必要だった問題を修正

その他にも多数の修正が行われているが、今回のアップデートでは一部のWindowsデバイスで発生していた「Microsoft IPP Class Driver「および「Universal Print Class Driver」に関連するプリンタの問題への修正は含まれていない。このプリンタの問題の影響で、一部のWindowsデバイスではWindws 11 バージョン22H2へのアップデートが一時的にブロックされている。

一部のブロックされたWindowsデバイスを除いて、KB5017389はWindows UpdateまたはMicrosoft Updateカタログから手動でインストールすることができる。アップデート後のOSビルド番号は「22621.608」となる。